二宮尊徳の「二宮翁夜話」に学ぶ(523)

9月11日(木)

(213)里を仁にする仕法⑨

「反対に百戸のうち六十戸は衣食に不足がなく、四十戸が貧窮な場合は、教えなくても自然と恥じる気持ちが生ずる。

恥じる気持ちが生ずれば義の心が生ずる。義の心が生ずれば租税の滞納を恥じ、借金を返さないのを恥じ、夫役を怠るのを恥じ、質入れを恥じ、暴言を恥じるようになる。こうなれば法令も行われ、強化指導も行われて、善の道にも導ける、勉励におもむかせることもできる。」

ソーシャルウエアが新しい価値をつくる!

ソーシャルメディア、スマホなどの普及・進化、ビッグデータ分析などの技術革新により、「個客」対応のコミュニケーションは格段の進化を遂げます。

個客が何を求めているかのパーソナル情報を解析し、一人ひとりの個客の要望を先取りして提案できる夢のような時代が近づいてきました。

そうした個客の要望を先取りしていく夢の手法はやがて「生涯個客」の育成に欠かせない技術を進化させるに違いありません。

ソーシャルウエアの代表格は「Facebook」です。その特徴は「実名」登録が基本ということ、すなわちネットでも実社会と同じ責任が問われることです。

米国ではソーシャルウエアが人と人の関係だけではなく、「社員と企業」「企業と顧客」の関係へ大きく影響してきたようです。わが国でもそうした傾向が現れてきました。