イラストレータからPDFを書き出す際の注意 | PressbeeのTips【印刷工房プレスビーのハチのブログ】

イラストレータからPDFを書き出す際の注意

こんにちは。ハチです。
節分も終わり、暦の上では春となりました。
確かに少しだけ寒さがゆるんできたように感じます。このまま春へと突入していくのでしょうか。
春は花の季節でもありますが、出会いや別れの季節でもあります。
学生の方々や転勤のご予定がおありの皆様は、今から思い出作りや親しい方々との交流を深めておかれることをおすすめいたします。

さて。
今日は、イラストレータからPDFを書き出す際の注意点を書かせていただきます。

原則、私どもでは、イラストレータでご作成いただきましたデータはイラストレータのご入稿をお願い致しておりますが、お客様のご都合やデータ流用のおそれを避けるためにPDFでご入稿いただくお客様もいらっしゃいます。

その際、大半のPDFが印刷用に設定された「PDF/X-1a」形式ではないため、使用することが出来ず、再入稿をいただくケースが多く、だいたいのお客様がイラストレータを再入稿頂きます。

もちろん、私どもではデータの管理につきまして、細心の注意を払い、取り扱わせていただいておりますが、それでもやはり心配と仰るお客様のために、記載いたします。

まず始めに。
PressbeeのTips【印刷工房プレスビーのハチのブログ】-イラストレータ→PDF1
画像のリンクが切れていたり、フォントが文字化けを起こしているPDFの書き出しをされるお客様は、ひょっとしたらこの方法でPDFを書き出されてはいらっしゃいませんでしょうか?
私どもで検証致しました結果、この方法でPDFを書き出すと、リンク画像の自動埋込がされず、フォントも文字化けしたままとなります。
この方法でのPDF作成を行わないようにお願い致します。

私どもで推奨致します保存方法はこちら。
PressbeeのTips【印刷工房プレスビーのハチのブログ】-イラストレータ→PDF2
「別名で保存」を行った後、Acrobatの設定が行えます。
ここで、印刷用に特化したPDFの「PDF/X-1a」形式の設定保存が行えます。

この「PDF/X-1a」形式であれば、PDFを印刷用データとして使用することが可能ですので、イラストレータからPDFを書き出す際は、こちらの方法にて保存し直していただけますようお願い申し上げます。
(別途、Acrobatが必要になります)

今は、いろいろな形のPDFが存在します。
WEB用だったり、ダウンロードしてプリントアウトする専用だったり、その他メディアで管理するためのものであったりと、多岐にわたります。
ですので、データ作成用のソフトにはいろいろな書き出し方法や保存方法があります。
今回も同じPDFを書き出すことができるのですが、「目的」が違うためにその手順が違う、というものです。

なかなかご理解いただきにくい点ではありますが、PDFは目的によって保存の方法が違う、ということを覚えていていただければ幸いです。

ですが、原則、イラストレータはイラストレータでご入稿いただければ…問題も少なくなります。
その際は、テクニカルサポート をご一読くださいませ。

また、作成の手順や方法にご質問などございましたらお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
お問い合わせはこちらhttps://www.pressbee.com/html/guide/shiryo.html )から。

お待ち申し上げております。