印刷色:K(スミ)について。 | PressbeeのTips【印刷工房プレスビーのハチのブログ】

印刷色:K(スミ)について。

こんにちわ。ハチです。
昨日、初めてアクセスを気にしてみて、ランキングがあがってる事にちょっとうれしさを感じてます!!
どなたか見てくださっていると思うだけで、更新する力が湧いてきますね!!
頑張って書き続けたいと思います。
近いうちに、コメントも付けられるようにしたいです。


さて。
昨日 お話させていただきました、CMYKのCMYは、お分かりになられましたか?
今日は、そのCMYKのK(クロ・スミ)のお話をします。

CMYを、それぞれ100%ずつ足すと、黒に近づくのはご想像できるかと思います。
ですが、それっぽく見えるだけで、やはり実は違うのです。
そこで、K(Kuro/ Key tone)を加えます。

これで、印刷に使うCMYKが完成です。

でも、このスミ。
チラシなどの4色印刷では一番影響を受けにくい色として、私どもの会社で使用しています製版機では(今の製版機は全てだと思われますが)下の色を透過してしまいます。

例えば、マークに■を重ねてみたりすると…。





版に出力されると、こんな感じです。
(分かりやすくするためにわざとスミを薄くしてあります。)

このように、下に絵柄が表示されるため、お客様の想定していない模様が浮き上がってしまったり、隠しておきたかったところが見えてしまう事があります。(気にされない方や、商品の性質上それを意図していらっしゃるお客さまも中にはいらっしゃると思いますが…。)
そして、色も透過されると、影響を受けてしまいます。




頭の中ではスミ100%なのに、青みがかったり、赤みがかったりすると、イメージが変わってしまうのは、このようにちがう色が混ざっているからなのです。
もし、イメージを変えたくないとおっしゃる場合には、データは基本的にスミ100%で作ってください。
「下の色を透過したくない!!」時は、リッチブラック(C60%・M40%・Y40%・K100%) にして頂くと、安心です。

次回も、もっともっと、色のお話です。