最近、経営、マネジメントの難しさを痛感している。
なぜそう思うかというと、以前であれば勢いよく
行動に移せたことが、今までの経験を踏まえて
考えてしまうために、「これは以前行って失敗したから
駄目だ。」「別な方法で解決できないのか?」などと
先がある程度読めてしまう分、挑戦するまえに
考え込んでしまう。
それにより、挑戦することを躊躇してしまう可能性
もあるが、それ以上に問題なのは、やる前から
問題になる部分が見えてくるために、それを回避
しながら前に進むことの難しさだ。
要するに、事前に問題が発生しないように
対処していくことの難しさ。
何事もやってみなければわからない。というのは
正論である。しかし、やる前から問題が見えている
場合は、それらが発生しないように進めなければならない。
特に新しい事業は、想定外の問題の対処に
8割以上のエネルギーを使う事になるので、事前に
予想できる問題は排除しておかなければ成功も
おぼつかない。
経営を知れば知るほど、難しくなることを痛感
する日々です。反面、それが楽しくもあるのですが。
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P・F・ドラッカーの本を読み返していると
「あ、私も同じ失敗をした」もっとこの
本を熟読しておけば、もしかしたらうまく
できたのに」と思ってしまう。
しかし、失敗して初めて生きた経験として
肌に浸み込むのだから、「2回同じ失敗は
しない」と考えるべきだろう。