前回の『就職活動NG集～履歴書、小物編～』 に続き、今回は履歴書などの書類送付時のマナーと注意点をお伝えしたいと思います。
就職活動では履歴書は採用担当者との最初の出会いであり、大事なシーンです。たくさんの応募がある企業の担当者が一通の履歴書にかける時間は2～3分かもしれません。わずかな時間でよい印象が残せるよう努力しましょう。
＜履歴書の第一印象としての大事なポイント＞
インターネットの時代になりましたが、履歴書を郵送することを求める企業もあります。発達障がいを持つ方の中には手先が不器用な方もいます。ご本人は気づいていないかもしれませんが、書類の折り方や封筒の宛名にも注意を払いましょう。
●履歴書の折り方
A4サイズの履歴書が小さく八つに折りたたまれたものをときどき見かけることがあります。封筒の大きさによりますが、封筒が履歴書を折らずに入れられるサイズであればそのまま入れます。折りたたんで入れなければならない場合は三つ折りにすることが多いでしょう。注意するポイントは書類の角をきちんと揃えることです。角が揃っていないと雑な性格だと思われてしまいます。
●ホッチキスでとめる場合は
ホッチキスどめの位置が悪く、うまく広げられない履歴書を見かけることがあります。横書きの履歴書等の場合、ホッチキスでとめる場所は、左上です。2枚目以降の文字にかからないような位置にとめなければなりません。ホッチキスどめをする場合もとめる位置が正しいかどうか確認しましょう。
●宛名の書き方
封筒の宛名の文字の位置のバランスが悪い人がいます。
宛名もバランスよく書きましょう。文字が封筒の端に寄りすぎていたり、封筒全部を占めるほど大きな字で書いても、美しいバランスのよい宛名とはいえません。中心部にバランスよく書くことができるよう見本を見ながら練習しましょう。読みやすい綺麗な字が書けない人はパソコンで宛名を作成しましょう。
ちょっとしたことですが、書類の折り方や封筒の宛名にも注意を払いましょう。自分は気にならなくても、受け取った相手は気にするかもしれないからです。就職は人生の重要なシーンですので、細心の注意を払って臨んでください。
常に成長への努力を続ける皆さんを見守り、応援しています。
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