アイアンガー・ヨガのTTでご指導いただいている
ピーター・トムソン先生、
11月のTTで、こんなことを言っていました。
”Continue your paractice.
But things DO come up in your practice"
前後関係も含めて、どういうことかと言えば、
「 潜在印象 = サンスカーラ 」
に関係します。
私たちの心や身体には、過去の経験や感覚器官をとおして得られたものごとが、
潜在印象 = サンスカーラ
という色々な記憶が残されている。
その、身体のなかの組織に潜在印象として溜まっていたものが
プラクティスを続けるうちに、
あるとき、表に出てくるというのです。
アーサナ = ポーズの練習はもちろん、
プラーナヤーマ = 調息法をつうじても、
潜在印象は解き放たれていきます。
ですから、ヨガを続けるうちに
身体の各部分に、今までにない感覚を覚えたり、
痛みを感じたり、
はたまた、様々な心の波、感情の波が生まれたりします。
ピーター先生は、
「それでいいんだよ
色々悩みや迷いが出てきたとしても、
また身体の面でも、変化があったとしても、
それがヨガなんだよ」
と言ってくれていると、私は理解しました。
ピーター先生は、いわゆる講義や坐学ではなく、
普段は、アーサナ中心の指導ですが、
合間にこのようなお話を、
有機的に、自然な流れで話してしてくれます。
クラスの参加者の様子をみながら
そのときどきに、過不足なく、
私たちの理解の深まりに応じて、
ヨガの哲学的な話も織り交ぜて。
今回のTT では、
色々波乱もあり、泣き出してしまう人が出る場面も何度かあり
それを受けての、この言葉でした。
まさしく、
トランスフォーメーションのためのヨガ。
新しい自分に変わるためには、
いつも心静かでいられるわけではない。
そこを乗り越えてこそ、
自分の成長があるのだから。
自宅でひとり、練習をしながら、
こういう気持ちと向き合うには、
ひとりで練習する時間が大切だなあと感じました。