チーフ・コンテンツ・オフィサーの誕生 | IT企業のPR

チーフ・コンテンツ・オフィサーの誕生

先日エデルマンでは、これまでBBCのグローバルニュース担当ディレクターとしてニュースのデジタル化に多大な貢献をしてきたRichard Sambrook氏を、「チーフ・コンテンツ・オフィサー」という新たな役職で採用したことを発表しました。Sambrook氏の役割としては、エデルマンの顧客企業がメディアとして、様々なコンテンツ(テキスト、動画、音声など)を作成して、企業のストーリーを語れるようにすることにあります。

この背景としては、企業の多くはこれまでマスメディアの力に頼って広報をしてきたわけですが、マスメディアの統廃合などにより記事掲載を得るためのハードルが高くなっていること、またエデルマンのトラストバロメーター調査結果が示すように消費者のマスメディアに対する信用度の変化などを考慮すると、企業自らがメディアとなって価値のあるコンテンツを発信していかないと、消費者にメッセージを届け関係を築いていくことが難しくなってきていることにあります。Sambrook氏がこれまでBBCで培ってきた経験をもとに、企業がメディアのようなコミュニケーションができるように支援していくことが今回の狙いです。

先月参加したデビッド・マーマン・スコット氏のセミナーでも、「企業内に編集部を作ること」や興味深いコンテンツを作るために企業は「テレビ、新聞、雑誌などに勤めてきたジャーナリストを雇うべきだ」と主張していました。このことについては、@IHayatoさんのブログ記事が参考になります。