本格ミステリ作家クラブ 10周年記念フェアレポート/紀伊国屋書店梅田本店 2010.9.26 | PERFECT PERSONAL WORLD

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西に東に、はてしない追っかけ日記

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何だかんだで五時過ぎ着。
ところが、会場はガッラーンで呆然!
隣の阪急なんとかビル(梅田詳しくないです)の17階でトークショーやってるという掲示があって、店員さんに場所を聞いて駆け込む!


その時のトークショーは、芦辺先生が司会。汀先生、門井先生、岸田先生、小森先生、近藤先生で、どうやら作家志望の人へ向けてのトークな様子。
芦辺先生の話の引き出し方が上手く、各先生の体験談等、面白い話が多数。

作家になる為には、


「自分の好きな物を書いた方がいい。だけど、ミステリを書くには客観性も必要」


というのがまとめかなと。作家を目指してるわけではないけど、創作意欲が沸いてきて(笑)



続いては、綾辻先生、小森先生、千野帽子さん、佳多山大地さんのトークショー。「本格ミステリに10年遅れてきた」という千野さんの視点からの、新本格ファンの読書意識、新本格ファンが古典ミステリに食いつかない理由探し。若干、千野さんの個人トークな印象が。

綾辻先生、うっかりと「十角館」の大事な一言を言いそうになる(笑)
語られた話の中で、上記の理由としては、「古典は読みにくい」「自分の時代と近い文化水準の本の方が親しみが持てる」という推論がしっくりくる。



トークショー終了後、今日もいらしてた、青猫さん、紅葉さん(お二方は名前の色が対になってる!)、kujiraさんとご挨拶+情報収集(笑)
光原先生は「相棒」好きなのか!次回は「相棒」の話を(笑)それにしても、来月からのSeason10が楽しみ!



イベントは、昨日と同じく紀伊国屋書店の特設コーナーに場所を移して、最後の挨拶+最後のサイン会。
寄せ書きですみませんでしたm(_ _)m



黒崎緑先生


やはりミステリにハマった頃に出会った作家さんの一人で緊張しまくり(>_<)「『しゃべくり探偵』も好きですが、『柩の花嫁』も大好きです、ああいう作品も期待してます!」と。喜んで頂いて嬉しかった(^_^;)



有栖川有栖先生


「マレー鉄道の謎」にサインを頂く。
実は、ノベルス版の時、サイン会を知らず通り掛かって悔しい思い+母校に講義に来られた時に貰い損ねたので、ようやく雪辱!\(^o^)/

「また海外の話を……」と言いかけて、「乗りテツなので、鉄道や旅のエッセイ好きです」と。
「やはり居ましたよ、鉄道好きが」と、有栖川先生が隣の辻真先先生(鉄道ミステリの先駆者!)に話を振られて、心の準備ができておらず、激しく動揺(笑)

それこそ、いろんな有名人や今回は20人近い作家先生と会ってきたのに、上がり症は治りません……



さて今回のイベント。
個人的には、中~高校生の頃、ミステリにハマった時に、本格の楽しさを教えてくれた先生方と多くお会いできて感激。
どの先生にも、その頃出会った著作にサインを求めながら、「○○の作品、忘れられません」という、あの頃の気持ちをお伝えできて。

また、20代に入ってから出会った先生方には、別の感慨が。何故か門井先生が一番印象に残ってます(笑)
本格ミステリクラブ10周年。その節目で、ミステリファンとしての自分のルーツと出会えた二日間でした。

今回初めてお会いした先生方にも、お話しできて「読んでみよう」という気持ちが持てたし。ちなみに、それは私の回りの皆さん方が、口を揃えておっしゃってました。

汀先生が最後の挨拶で「本を売るって難しい!」と叫ばれてましたが(笑)、この二日間、確実にあの場で新しい出会いの輪ができたと思います。

綾辻先生が「15周年もやる」宣言をしていたけど、それまでにまだまだ多くの本格ミステリに出会えたらと。




ちなみに、寄せ書きの写真。「ミステリ作家の自分でガイド」に書かれてない我孫子武丸先生と麻耶雄高先生を合わせて、18人!の先生方にサインを頂きました。佳多山大地さんから「これだけ並ぶと壮観!」と言われました(^^ゞ

文鎮代わりにWのガイアメモリを置いたのは、「探偵」繋がり(笑)
ちなみに、綾辻先生と「W」の塚田プロデューサーは似てると思った(笑)


鏑木先生と黒崎先生がネコ(笑)となると有栖川先生もネコが欲しかった(^_^;)汀先生のシャチハタには魚が入っているので鏑木先生の横だと危なかったりして(笑)

右ページは、門井先生が真ん中に書かれて(笑)から皆さん並んで書かれて「芳名帳みたい」と皆さんから言われました(笑)
まだまだ好きな先生は居ますし、この本+それぞれのご著作にサインを頂けたら。
文字通り、これから先のミステリファンとしての「ガイド」になりそうです。