パワポでゲーム!【解説編】 | パワポ部

パワポでゲーム!【解説編】

前回のパワポ部でご紹介した、パワポでつくったゲーム。

↓これです




今回はそのシカケを解説します。



では早速。

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スライドの構成
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まず最初に、このパワーポイントがどのようにスライド構成されているのかを見てみましょう。

ご覧のように、「4枚」のスライドで成り立っています。



スライド1: 「Clickでスタート」画面
スライド2: ゲーム画面
スライド3: 「失敗」画面
スライド4: 「成功」画面


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ゲームのシカケ
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では、この4枚のスライドがどのように展開されるのか?

ゲームのシカケはこうなっています。

1)スタート画面(スライド1)

※クリックで拡大

01


画面内をクリックすると、スライド2に切り替わってゲームがスタート。

スライド1は、「画面切り替え」を「クリック時」に設定するだけでOK。

01-2


2)ゲーム画面(スライド2)

※クリックで拡大 

02


画面を左から右へと蛇行しながら進む赤い円。
赤い円には、画面の左外から右外まで移動する「アニメーションの軌跡」
を設定しています。
開始のタイミングは「直前の動作と同時」、継続時間は「3秒」です。

s02_2_03


この赤い円には「ハイパーリンク」が設定してあり、
クリックすると「成功」画面(スライド4)にジャンプします。

s02-2_480


そして、ここがポイント。
赤い円の下には画面全体を覆う「背景色の四角形」が敷いてあり、
この四角形には「失敗」画面(スライド3)にジャンプするハイパーリンクが設定してあります。

s03_2_480


つまり、

赤い円をクリック → スライド4にジャンプ
背景の四角形(=赤い円以外の場所)をクリック → スライド3にジャンプ


というシカケになっているわけです。

また、スライド2の「画面切り替え」は
「自動的に切り替え/切り替え時間0秒」
に設定しています。

s02_2_02

これにより、赤い円が画面を横切るアニメーションが終了した直後
(つまり、画面から赤い円が消えた瞬間)、
次のスライド(スライド3)=「失敗」画面に自動的に切り替わるようになっています。
赤い円が通り過ぎてしまっても「失敗」になる、というシカケです。

3)「失敗」画面(スライド3)

※クリックで拡大 

03


スライド2の画面いっぱいに敷かれた四角形(=赤い円以外)をクリックすると、
このスライドにハイパーリンクでジャンプしてきます。
画面切り替えにはクイズの「不正解音」を設定しています。


また、スライド2の赤い円のアニメーションが終了した場合も、
このスライドに自動的に切り替わります。
スライドの下部には、スタート画面(スライド1)へのハイパーリンクを設定した
「戻る」ボタンを配置しています。


4)「成功」画面(スライド4)

※クリックで拡大 

04


スライド2の赤い円をクリックすると、このスライドにハイパーリンクでジャンプします。
画面切り替えにはクイズの「正解音」を設定しています。 


ちなみにスライド3、スライド4は、「戻る」ボタン以外の箇所を間違ってクリックしても次のスライドへ進まないよう、画面切り替えの「クリック時」のチェックを外しています。

スライドの下部にはスライド3同様に、スタート画面(スライド1)へのハイパーリンクを設定した
「戻る」ボタンを配置しています。 

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以上です。

工夫次第で、複雑なインタラクティブスライドがつくれます。

本格的なシューティングゲームなんかもw