基礎“イ本”力を身につける読書法。 | パワポ部

基礎“イ本”力を身につける読書法。

「これまでに何十冊、何百冊とビジネス書を読んできたけど、……結局なんにも身についていない、、、、」

なんて方が過半数……いや、ほとんどではないでしょうか。
かく言う私もその一人。
『○○が△△になる××法』てな本についつい心惹かれ、読んでる最中からもう出来ているような気分になって、結果的にはまったく実践も継続もしていない……。
これじゃいかん! せっかくのビジネス書。何百倍、何千倍もの価値にしなければもったいないし読む意味がない!

ということで、身につく読書法を編み出しました。
その名も、

基礎イ本力読書法。

「きそたいりょく」じゃないです。「きそ“いほん”りょく」です。




「……いほん、てなんやねん!?」




いほん=イ本とはすなわち、「イロハのイの本」。はじまり、土台、基礎の基礎の本、という意味で捉えてください。

さてさて、この「基礎イ本力読書法」とは、いったいどんな読書法なのか?
簡単に言いますと、

体の機能にあてはめた4冊の本を設定し(←これがイ本となる)、各本の内容を目的に応じて実践していく、

というものです。見出し風に説明すると、

体の機能にあてはめて本を読む。
本を読むことで、リアルな能力を“身”につける。


て感じでしょうか。本を生身と一体化させる、というイメージですね。
まあ、とりあえずその方法を説明しちゃいます。

★基礎イ本力読書法★

【方法】

1)4冊の「イ本」を決定する。

まずはベースとなるイ本を決めます。
イ本を構成する4つのカテゴリーは下記のようになります。

心本:自己啓発系
   →あらゆる思考や行動の基となり、精神的な支柱となる本。
頭本:思考・アイデア系
   →頭の使い方、方法論が説かれている本。
手本:技術系
   →具体的な方法、活用すべき知識が記された本。
足本:行動系
   →いますぐはじめられる行動を促す本。

これらの「イ本」は、これから身につけたいことの土台となる本です。1ページでも、2~3行でも、なんなら1行でもいいので、「これを実践します!」ということが載っている本を設定してください。



(例)

心本:自己啓発系
   
『思考は現実化する』
頭本:思考・アイデア系
   
『アイデアのちから』
手本:技術系
   
『プレゼンテーション zen』
足本:行動系
   
『すぐやる!技術』


2)とにかく実践する。

イ本のなかに書いてある「これだけは実践したい」ということを、とにかく実践してください。
「もう他の本は読まない!」というくらいの気概で臨みましょう。

3)イ本と比較してビジネス書を読む。

「もう他の本は読まない!」ってことが本当にできるなら、まあそれはそれですばらしいことなのですが、やはり新しい情報もインプットしたいでしょうし、いろんな本が読みたくなってしまうのは世の常でございます。
そんなときは、読んじゃいましょう、どんどん。ただし、

(1) その本が各部位(心・頭・手・足)のどこに該当するかを決める。
(2)イ本と比較しながら読む。

イ本の考え方や教えを「補足・強化」するための読書、であると考えましょう。

方法は以上です。

【ルール】

◆新しく読んだ本が、明らかにイ本よりも使えそうな場合のみ、イ本を更新(変更)してもOK。ただし、元のイ本は「副読本」として残しておく。
→本を読むことではなく、「役立つ方法を身につける」ことが第一義であることを忘れないように!
◆各部位において、数冊の「副読本」を設定することは可能。ただし、あくまでもイ本の内容を補足・強化するものであること。
◆イ本を各部位の機能として、当たり前のように実践していくこと。



こんな感じですね。
ということで、いざ実践!