1584kmの距離を経て持ち帰った・・・ やさしさが詰まった "この手のひらの痛み" ・・・  | 音楽三昧 ・・・ Perfumeとcapsuleの世界

1584kmの距離を経て持ち帰った・・・ やさしさが詰まった "この手のひらの痛み" ・・・ 

日付が変わったが、土曜日に参加した『キリンチューハイ 氷結 Presents Perfume 3rd Tour 「JPN」』の追加の沖縄公演の余韻を引きずりながら無事に帰宅できた。






疲労感は強いが、程よい達成感と充実感に包まれている。






もう既にこの公演のSet Listをご存知の方々も多いと思う。たしかに本編公演や追加・武道館公演でも実施しなかった楽曲が採用されていたのも注目すべきだろう。しかし・・・・ やはりこの公演は "最後の花火" に尽きると思う。







会場への移動はレンタカーを使って、界隈の方々二名と移動した。事前の調査で国道58号は混雑するという情報があったので県道330号を使った。非常にスムーズに移動でき、PM14時後半には会場に着いていた。





界隈の方々にひと通り挨拶をして、恒例の会場偵察に出かける。





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周辺を散策すると、このビーチの出島のような場所に行けば、会場の中が僅かに見えそうだったので向かってみると・・・・






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既にNet上でも話題になっていた "豪快なネタバレ" に遭遇 (苦笑)。






ということで・・・・ 公演中に花火が打ち上げられることをオレは事前に知ってしまった(苦笑)。






気を取り直して、観察を続けることにする。ステージは海の方向に向いているようで、海側には照明などの設置するためのコントロールブース用の建物が確認できた。





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 *コントロールブース用の建物。staffが二名ほどいるのが確認できる。あのマスク姿は・・・ MIKIKO氏?!




と見ていると・・・・ 不意に話しかけられる。振り返るとエセオご夫婦を筆頭とした界隈の方々が数名。その場で少し歓談した。










そして開場。今回の観戦場所は芝生ブロックののっちサイドの3列目付近に陣取った。舞台監督を務める内山昌彦氏がかしゆかサイドのモニタースピーカーの影に隠れていたが、オレの場所からは仕草やその表情がよく見えた


一方、視線を左に振るとコントロールブース用の建物が視界に入った。その上方にはメンバーのマネージメントを担当する大川弘美氏(第3マネージメント部長)とMIKIKO氏の姿が確認できた。






それで沖縄公演の本編は割愛するとして、アンコール時まで話を進めるとする。







アンコールの最終楽曲が終了すると、会場内は大きな拍手喝采に包まれる・・・ あ~ちゃんは一旦マイクを口元に近づけようとしたが、またマイクを下ろした。 メンバー三人は会場の拍手喝采を噛みしめているようだった・・・・。





それでコントロールブース用の建物の上方に視線を向けると、沖縄公演の本編中には見なかったstaffの顔ぶれが揃っていた。


大川弘美氏とMIKIKO氏は当然として、このTourの"Sound coordinator" を務めている村田孝氏やチーフ・マネージャー(マネージメント部長兼執行役員)の福岡毅氏・・・・ 本編中には業務に勤しんでいたろう、大勢のstaff陣が集結していた。そしてstaff陣は、このTourを完璧にやり遂げた三人に惜しみない拍手とやさしい笑顔を送っていた・・・・。





オレは、このTourは埼玉公演2daysを皮切りに名古屋公演・静岡公演・仙台公演、そして追加・日本武道館公演を三日間観戦し、この公演で9度目の参戦となる。その中でF.O.Hブースが目視できる座席なら必ず目を配っていた。ただし、さすがに埼玉公演2daysと追加・日本武道館公演・最終日の座席はブースが目視できる距離ではなかったので、Live中の様子は見ていない。



Tour本編でも追加・日本武道館公演でもそうだったのだが、公演の終了時などに、ブース内で拍手するのMIKIKO氏と大川氏ぐらいで、他のstaffは凛とした表情で腕を組んでステージ上を見つめる方々ばかりだった。まぁ "神々" も当然、まだ業務に勤しんでいる訳だから、緊張感は解けないということだと思う。





しかし、沖縄公演ではアンコールの最終楽曲が終わると、コントロールブース用の建物の上方に集結した大勢のstaffが三人に惜しみない拍手とやさしい笑顔を送っていたのが、非常に印象的だった。


そしてあ~ちゃんがstaff陣を賛美して感謝を述べた際にも、集結したstaff陣は大きな拍手を送り、そして "平成のキャンディーズ" の件の時もstaffの方々は大きな拍手を送っていた。





それで公演が完全に終了の合図となる、






「それでは!!! Perfumeでした!!! ありがとうございました!!!」






というセリフを三人が発語すると間髪いれずに会場の照明類が全て消え、暗転し、会場が漆黒の闇に包まれると・・・・・






花火が・・・・ 打ち上げられた・・・・






花火は海側から打ち上げられているので、ステージ後方に上がるものではなかった。オーディエンスは振り返らなければ花火は見ることが出来ない・・・・





ということは、この花火の趣旨はLiveのステージ演出に用いるという狙いでは無いということであり、"主にオーディエンスに見せるためのものではなかった" ということが言えるだろう。そしておそらく、









"このTourを完璧にやり遂げた三人" にプレゼントを贈ることを目的とした・・・・ 花火・・・・







オレはそのように感じた。オレは振り返りながら花火を見つつも、ステージ上の三人にも視線を配った。そして花火が打ち上がる頃に、マネージャーの山本史朗氏(もっさん)がコントロールブース用の建物の最上階に他のstaff陣と合流していた。




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 *マネージャーの山本史朗氏(もっさん)がいたコントロールブース用の建物の最上階





最初の2~3発が打ち上がった段階で、かしゆかが目元を押さえた。


あ~ちゃんは最初は花火が打ち上がるのにあわせて「海~・・・パ~ン!!!!」とはしゃいでいた。





オレはネタバレを知っていたが、その花火の立派さにかなり驚いた。しかし「せいぜい2~3発ぐらいかな・・・・」となんとなく考えていた。





メンバーは花火のことを知らされてなかったらしいから、三人とも驚いただろうが、サプライズ好きのstaff陣だから、何かをサプライズを仕込んでくるということは頭の片隅にあったと思う。最初の花火のあ~ちゃんのはしゃぎぶりは、それをあらわしているように思えた。




しかし・・・ 数発では終わらなかった・・・・





花火が打ち上がるにつれて、あ~ちゃんは感慨が襲ってきたのか、だんだんと静かに、そして言葉が数が少なくなっていく。




そして、三人はステージで座って、感慨深そうに花火を見始めた。






花火はさらに大きく、絢爛になっていき、まるで本格的な花火大会の様相・・・・ それでも終わらない。




むしろ、ますます大きく、激しく、そして絢爛なものになっていって・・・・ 三人はそれを見つめながら感涙に咽んだ。一方、その対面ではコントロールブース用の建物の最上階にいた "もっさん" は花火には眼もくれず、手すりの上で手を組み、その手の上に顎をのせて三人をぼんやりと見つめていたのが印象的だった。そしてその眼差しはまるで、





"立派に成長した我が娘に嬉しさを感じながらも、一抹の寂しさを感じているような父親の目線"




のようにも感じられた。オレは "あのもっさんの眼差し" が脳裏から離れない。



そして・・・ いったい、いくつの花火が上がったのだろうか・・・・ 最後に一番大きな花火が上がって・・・・ 終了・・・・





あ~ちゃんは座りながら号泣し、しばらくは立ち上がれなかった。




そしてあ~ちゃんはようやく立ち上がり、舞台袖の内山監督に視線を送り「ありがとう・・・」と述べると、内山監督は頷き、口元が「お・め・で・と・う」と動いたようにオレには見えた。




さらにあ~ちゃんはコントロールブース用のいた福岡氏に向かって、「福岡さん・・・ ありがとう・・・」と語ると、福岡氏が照れた仕草を見せていた。










オレは打ち上がった花火の数が10個目を越えたあたりから「全22公演と絡めて、22発の花火を上げるのかな・・・」と考えたが、それを遥かに超える数。その一つ、一つを見ているうちに、





花火が美しく広がる波紋が・・・・ だんだんとこのTourに携わったstaff、お一人お一人のやさしい笑顔のようにも感じられ・・・・・ 


その "やわらかい光" が、やさしく微かに三人を照らす・・・






その光景がstaff陣と三人との関係性を象徴しているようで・・・・ 泣けた。













自宅に到着すると、オレの手の指の付け根の部分に鈍痛を感じた。よくよく考えると、たぶん拍手を強く、長くおこなったおかけで内出血を起こしているようで・・・・ 要するに打撲のような状態だろうか(笑)。






その痛みを感じるたびに、あの至高の幸福感に包まれた空間の余韻にまだ浸れそうで・・・ 嬉しい・・・・・。













<○追記>


沖縄公演の花火は本当に本格的で豪華で、大量の花火が上がった。沖縄公演だけで考えれば大赤字なんだろうなぁ・・・・

もちろん、AMUSE側やキリン側から予算が投入されているんだろうけど・・・・ もしかしたから、staff陣などの有志が「ぜひとも三人へのプレゼントを贈りたい」ということで、小額でもカンパしあって、その予算に組み込まれていることはないのだろうか・・・・


もし、そうだったら・・・ オレはさらに感涙に咽ぶと思う。






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