『docomo SH-10BはAndroid端末か!?』

3月に技適を通過した端末の公表があり、NTTdocomo向けと思われるSHARP製W-CDMA端末「SH-10B」が2010/03/08付けでTELECを通過していることが判明した。

当記事のタイトルには「docomo SH-10BはAndroid端末か!?」となっている。

何故、SH-10BがAndroid端末と予測できるのか。

それでは、個人的な見解を解説していきたいと思う。

SH-10Bは下記の特定無線設備の種別で通過している。

第2条第11号の3に規定する特定無線設備[W-CDMA 2100/800 MHz]
第2条第11号の7に規定する特定無線設備[W-CDMA (HSDPA) 2100/800 MHz]
第2条第19号に規定する特定無線設備[Bluetooth, 無線LAN]

W-CDMA 2100/800 MHzに対応しているが東名阪バンド(W-CDMA 1700 MHz)には非対応で、Bluetoothと無線LANに対応していることが分かる。

SHARP製端末のメーカー型番で、SH-10Bと対応周波数が同じ端末は1機種が該当する。

それはXN-NBBT10だ。

XN-NBBT10は2010/01/22にTELECを通過しており、時期的に考えてもXN-NBBT10はSH-10Bのメーカー型番であっても不思議ではない。

XN-NBBT10はTELECを通過した時に東名阪バンドに非対応で無線LANに対応していることが判明している。

TELECを通過した時の記事では「だから、W-CDMA 1700 MHzに非対応で無線LAN対応だとどうしてもスマートフォンかなと思っちゃうんだよな～」とXN-NBBT10はスマートフォンではないかと予想していた。

対応周波数から考えるとスマートフォンという可能性も容易に推測できた。

それでは何故、Androidなのか。

以前に「docomoからSHARP製Android端末登場か? P1FN10BがBT認証通過!!」という記事を書いたのを覚えているだろうか。

P1FN10BはAndroid端末向けのBluetoothモジュールを搭載しているSHARP製の携帯電話端末。

そのP1FN10Bという型番は今までのdocomo向けSHARP製端末のメーカー型番を見ているとXN-NBBT10と同一と考えられる。

例として、幾つか挙げてみる。

P1FD30R→XN-DRBT30

P1FD70V→XN-DVBT70

P1FD75V→XN-DVBT75

P1FD20Z→XN-DZBT20

因みに、P1FD30RはSH-02BでP1FD70VはSH-01BでP1FD75VはSH-07BでP1FD20ZはSH-03Bのメーカー型番である。

上記の例を見ると、P1F■**□/XN-■□BT**という規則性になっているのが分かっていただけるでしょう。

こうして考えるとP1FN10BがXN-NBBT10と推測出来る。

以上の理由で「P1FN10BがAndroid端末、P1FN10B=XN-NBBT10=SH-10B、SH-10B=Android端末」と推測したのである。

まぁ、あくまでも推測なので100％当たるとは言えないけど、自信は結構あるかもwww

SHARPはau向けにもAndroid端末「IS01(CDMA SHI01)」を投入する予定なので、docomo向けにも似たような感じの端末(スマートフォン/スマートブック/MID等々)を投入してくる可能性もあるよね～。

AndroidをOSに採用しているXperia SO-01Bは順調なようで、これから日本でどれだけAndroid端末が普及していくのか楽しみにしたいところ。

・総務省電波利用ホームページ

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