デパ地下の食品街で、蒸しパン膨れ菓子コーナーに、
「知覧」の大きな文字入りのパンに吸い寄せられました。
鹿児島の知覧は、第2次世界大戦の時に、
特攻隊員が飛び立ったことはご存知だと思います。
映画「永遠の0」でもご存知のことでしょう。
私が短大を出た20歳の頃、高校時代の親友と、
九州旅行の旅をすることになりました。
同僚の、O先生の故郷が知覧でしたので、
是非立ち寄りなさいと声をかけてくれました。
特攻隊が飛び立った飛行場を見たい願いの私が、
O先生の、ご実家による用とで、
時間をかけて九州を一周しながら、
目的の知覧に立ち寄りました。
今はどのようになっているかは分かりませんが、
お伺いした時、飛行場は、砂利まみれの整地がされず、
広いグランドのように見えました。
周りは畑でした。
飛び立った、若い青年に対して黙祷をいたしました。
戦後19年目のことでした。
それで思わず、知覧の文字の入った蒸しパンを買い、
出展の店主と知覧の話をし、鹿児島の話から、
東郷平八郎の話になりました。
なんだか、沢山の話になり、話好きの彼は、鹿児島の本をくださいました。
500円の蒸しパンだけなのに。すいません‼️
20歳の頃の私と、飛び立った青年の日本国へ
の純粋な想いを痛み、また訪れた若い私を思い出しました。
真夏の日 の 遠い思いも菓子になり