帰って来たワンコ編。
背中になにか強くひっぱられるものがくっついてるような、
なんとも言えない感覚の中。
後ろを振り返る勇気もなく
わんわん泣きじゃくりながら、とうとう家に到着。
そのままふくれて、母たちとは口もきかず・・・・。
口を開ければ 「 鬼！！！」 などと悪態をつき・・・・。
そんな日が３日ほど続いた頃。
当時パートに出ていた母が、帰ってくるなり、
「 あのワンちゃんかもしれないっ
」 と大慌てしてます。
聞けば・・・・・・
パート先の社長さんの奥さんから、
気になる話を聞いたのだそうです。
というのは・・・・・
その社長さんの自宅付近に、今朝、見慣れないノラ犬が現れたと。
気になった母が詳しく聞くと
どうも特徴があのワンコに似ている。
熊本県外の読者さんには分かりにくいでしょうが、
この社長さん宅があるのは菊陽町というところ。
私たちが住む熊本市内と、あのワンコを置き去りにした大津町の
ちょうど中間あたりになるのです。
もしもあの子だったら・・・・・。
確実に帰省本能をフルに発揮して
こちらに戻って来ているという事になります。
たった１週間ほどしかいなかったウチの方向に・・・。
もう、いてもたってもいられません。
その日のうちに父が帰ったらすぐ車を出してもらい
その社長さん宅付近を捜してまわりました。
今思えば、やっぱり母たちもかなり後悔してたんですね。
必死に家族みんなで捜しました。
しかし見つからず
社長さんに、もしまた見かけたら捕まえといてと頼んで帰りました。
で、翌日。
社長さんから 「いたぞーーー
捕まえた」との連絡が。
うちまで連れて来てくれるというんで
私達はもうハラハラドキドキ
で待ってました。
そしてやっと社長の車が到着、降りてきたその子は・・・・・。
間違いないっ
あの子です
もう感動のご対面。再会。
私と弟も、母も、社長さんも、ひいてはご近所の方々まで出て来て
みんなで号泣。
当のワンコも、これまたものすごい喜びよう
お庭をぐるぐるぐる・・・・ 何周も目がまわるくらいに走り回り、
キャンキャンと雄叫びをあげています。
体中で嬉しいって言ってる様子。
こうしてこのノラちゃんは、晴れてウチの２匹めのワンちゃんとなったのでした。
「 こんな帰ってくるなら、もう飼わなんしょうがなかたい
」
などと言いながら、父も母もすっごい嬉しそうだったのを覚えてます。
ひとまず、ここで一区切りってとこですね。
この後も与ちゃんの話っていったら、いーーーっぱいあるのだけど。
それはまた、おいおい・・・・・。
命名編 とか ママになる編 とか ほんとのお別れ編 とか・・。
そのうち暇な時に書きます。
長々とつきあって読んでくれた方、ありがとう。
お疲れ様でした
最後に二人の写真だけ、今日はまだだったから・・・。
今現在、二人ともだらだらで寝てます。
変なカッコで寝てるポテコさん。
眠くてたまらないって感じのムーマーちゃん。
でした。
