《Art》から
最高のエンタテインメントのひとつである映画ですが、そのなかには芸術として高い評価を得た作品が数多くあります。
一見して難解であるように思える作品にも、その高い芸術性た複雑な構成の向こうがわに、作品に関わったすべての人の「情熱」や「想い」が必ずひそんでいます。
それはクラッシク音楽も同じではないでしょうか。現代に生きる私たちが接する音楽は、その大半がポップスを中心とした短く聴きやすいものでしょう。遠い過去に生まれ、長くて難解であるという印象が強いクラッシク音楽に、敷居の高さを感じてしまうのはしかたのないことなのかもしれません。
しかしながら、私のCDを聴いていただいている皆さんには、クラッシク音楽が親しみやすく、決して難しいものではないということをおわかりいただいているでしょう。
芸術的な映画も、まったく同じことだと思います。機会があれば、ぜひ皆さんにもこのCDをきっかけにして、私の愛する映画たちをごらんいただき、感動をともにしていただけましたらうれしいです。