ビタミンCについて | ビタミンの虎

ビタミンCについて

ビタミンCは体内濃度の変動が最も激しいビタミンである。   L.Pauling



ビタミンC というのは、最も有名なビタミンかもしれません。皆さんよく聞いたことがあると思います。



ビタミンCは、人、サル、モルモットでは、体内で合成できません。ご家庭の愛猫や愛犬は、ブドウ糖(グルコース)から、ビタミンCに変換する酵素を持っているため、自分で作っています。


人はビタミンCは自分で作れないため、摂取する必要があります。


ビタミンC が極端に足りなくなると、壊血病になります。


(壊血病とは、ビタミンC不足によりコラーゲンが生成できなくなり、皮膚や粘膜から出血をきたす病気で、大航海時代には多くの船員が亡くなったといいます。)



但し、現在の食生活ではビタミンCはいろいろな食品に入っており、壊血病になるほどのビタミンC不足になることは、まずないといえます。



しかし、病気でないことと理想的な健康状態とは違います!



ビタミンC の1日4-5gの大量摂取をお勧めします。(少なくとも1日に2g)

個人差がありますが、下痢しないように、1gずつくらいを、朝、昼、夕、就寝前と分けてのむのがいいです。

ビタミンCは消費され、血中濃度が下がっていくためです。

かぜを引いている時は1-2gを1-2時間おきにのむといいです。



1回に2g以上のんでも血中のビタミンC濃度はあがりませんので、回数分けてのんでください。



なお、ビタミンCは最終的にシュウ酸(尿路結石はシュウ酸カルシウムよりできることが多い)になるため、大量摂取すると尿路結石ができると危惧されることがありますが、人はラクトン環開裂酵素がなく、シュウ酸は生成されません。



そこで、ビタミンCの働きをまとめてみます。



ビタミンCの働き


抗酸化作用コラーゲンの合成、ノルアドレナリンの合成、カルニチンの合成、胆汁酸の合成、抗ヒスタミン作用鉄の吸収促進濃色メラニンを淡色メラニンに還元(しみ、そばかす、日焼けの予防、改善に働く)、免疫増強、がんの予防、動脈硬化の予防、糖尿病の予防、ピロリ菌感染による胃の萎縮の改善 など



タバコを吸っても、抗酸化作用としてからだを守ってくれているビタミンC が消費されます。



コラーゲンをのんでも、ほとんどがアミノ酸に分解されて吸収されます。コラーゲンのまま吸収されるわけではありません。



コラーゲンを作るために、ビタミンC、鉄、タンパク質が必要です。



女性の方、コラーゲンを摂るのではなく、ビタミンC、タンパク質  を摂りましょう!!



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