２０１２年６月２６～２７日、
東京ビックサイトで開催された、
PHOTO NEXT2012 に行って、
情報を入手し、セミナーで学んできました。
このイベントは、「フォト イメージング エキスポ」として、
写真関係の諸団体がまともったのですが、
その後再び、カメラ会社関係の「CP+」と、
プロの写真用品関係の「PHOTO NEXT」に分裂したと聞いています。
つまり、街の写真館やカメラ屋さんのイベントです。
いくつかセミナーで勉強させていただいたのですが、
最も参考になったのは、
有名な「伊勢丹写真室」の所属カメラマンのセミナーです。
ニコンブースで開催されて、
今まではネガフィルムで撮影していましたが、
７月から完全デジタル化になるようです。
今までは、証明写真のみデジタル、
一般的な写真はネガフィルムで撮影し、
手で修整していたというのですから、驚きです。
そのような丁寧な仕事をされていたからこそ、評判がいいのでしょう。
フィルムか、デジタルかについては、
現在ではほとんど差がなく、
むしろデジタルが画像処理をやりやすいだけ、
有利ではないでしょうか。
そのような技術的なことだけでなく、
撮影に慣れていないお客様をリラックスさせる、
修整したとわからない程度に修整するなど、
お客様に対する気配りも、たいへん参考になりました。
今回、もっとも探したものは、
アルバム、インクジェットの印刷用紙、写真用の台紙などです。
とくに、着物のアルバムに合う、
千代紙などを使用した「和の世界のアルバム」です。
（以前、量販店で購入できたのですが、今は売っていなくて困っていました。）
インクジェットプリンタ用紙は、
今回のイベントが街の写真館を対象としたイベントなので、
一部で扱っている程度でした。
今までは、ネット中心でしたがマルチメディア化を図りたいと考えています。
エプソンの最新機種より一つ前の、プロ用プリンタを所有し、
A４だけでなくA3ノビまで印刷できます。
しかし、写真というと、街の写真屋さんの小さなプリントにしか写っていない人が
いまだにいるのですね。
A4~A3のプリントが好評です。
モデルとカメラマンのサイン入りの作品なんて如何ですか。
街の写真館・写真屋さんを中心とするイベントで、
カメラマンはブライダルカメラマンが多く、
被写体もプロのモデルや女優ではないため、
ポートレート撮影そのものの参考には、それほどなりませんでした。
もっともモデルが意図的にポーズや演技をする是非はありますが・・・
基調講演は「いま写真が示す絆の力」で、
２６日にあったそうですが、都合が悪く、私は聞いていません。
東日本大震災で、女川で写真館を経営していたご両親が亡くなり、
写真館を後継しなかったその娘さんが、被災地にて募金活動をしたり、
母校である小中学校の入学式を無償で撮影したという話です。
写真は力であると思います。
「ロバートキャパの兵士が撃たれて倒れつつある有名な写真」は、
やらせであろうともいわれていますが、
強いメッセージであることは間違いありません。
四季があり美しい日本の自然、
繊細で優雅な日本文化、
美しい日本女性など、
まず自分の国・民族のアイデンティティが重要だと思います。
写真・映像は世界の共通語であり、
誰でも発信できるメッセージです。
写真・映像こそ力なのです。