昨日は一昨日から開かれている「アジアフォーカス 福岡国際映画祭2013」へ行き、「ウィル・ユー・スティル・ラブ・ミー・トゥモロー?」を観て来た。
この映画、とっても観たかったのにネットでは見つけられず、今回上映されると知り、絶対観に行こう!と決めてたの。
実は「アジアフォーカス」に行くのは初めてで、あんなに人気だとは思わなかった。
しかも行列中に漏れ聞こえてくるのは「今回もフリーパスを買って、明日まで泊りがけで見ます」なんて言葉。ご年配の方も多いし、中国語ネイティブの人もたくさん。
私、主役の任賢齊 (リッチー・レン)って何故か警官役とかのアクション系のイメージだったんだけど、今回のちょびっと中年太りが 気になる普通~のおじさん役が本当に似合う!
うれしくて自然とニヤニヤしてきちゃう顔がこれまた素敵で、絶対、あの顔を見ながら私も(観てる人は絶対!)一緒にニヤニヤしていたはず。
主役はもちろん、主要人物たちもみんな魅力的。
以前「一頁台北」を観て以来、気になっていた柯宇綸は今回も独自路線が素晴らしく、私、完全に彼のファン♪
主人公の心をくすぐるイケメン香港人役の黄嘉樂はと~ってもカッコ良く、あまりにも可愛らしい笑顔にクラクラ。あれは男女問わず落ちちゃうでしょう(笑)
多分、30代以降の多くの人が感じる焦りとか同性愛の事とか切ないテーマを扱っているんだけど、どよ~んと重くならず、何度も笑わせてくれ、観て良かったと思わせてくれる映画だった。
ラストはちょっと厳しい様な気もするけど、あれはあれで新しい幸せを探す終わり方なんだろうな。登場人物すべての幸せを願っちゃうよ。
上映終了後、プロデューサーの李烈との質疑応答があり、「リッチー・レンはこの役のイメージとは違うんじゃないかという意見があったが、自分は直感で彼しかいないと思った。結果、監督も非常に満足してくれた」「石頭(五月天のメンバー)はライブ中にプロポーズという勇敢な行動で台湾女性の好感を得ていて、一途に1人の女性を愛する姿が似合うと考えた」等々興味深い話が聞けた。
ちなみに英語タイトルにもなっている60年代のヒットソング「ウィル・ユー・スティル・ラブ・ミー・トゥモロー?」、私、この曲好きなの。
と言っても、オリジナルではなく別の人のカバーで覚えたんだけど、この映画を観て更にいい曲だなと思った。
こんな素敵な映画、映画祭だけの上映じゃもったいない!!
日本の配給会社はセンスが無さすぎる。