日本乳業協会は29日、加盟する各メーカーの牛乳製品に含まれる放射性セシウムの検査結果を公表した。福島県を含む関東、東北地方を中心とした17都県で検査に協力した110工場の117製品のすべてで検出下限値(1キロあたり10ベクレル)を下回ったという。
4月に施行される新基準で牛乳は1キロあたり50ベクレルとなり、暫定基準より大幅に厳しくなる。公的な検査は原料のしぼりたての乳で実施されている が、学校給食の現場から実際に飲む製品化後の数値を知りたいとの声が高まり、昨年末、厚生労働省が乳業協会に対し、施行前に数値を測定して結果を公表する よう求めていた。
同協会は「全製品で新基準に適合することが確認できた」と話した。製品ごとの結果は、協会のホームページ(http://www.nyukyou.jp/)でみることができる。
ソースもと:asahi.com