ウォッチメイカー | not simple.

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あるときはさすらいの本読み、あるときはジャンル無用の映画好き、またあるときは、B級グルメの備忘録

ウォッチメイカー/ジェフリー・ディーヴァー
¥2,200
Amazon.co.jp
【文芸春秋のwebページより】
現在のミステリ界で最大の人気を誇るのはディーヴァーのリンカーン・ライム・シリーズでしょう。
最新作では“ボーン・コレクター”を思わせる怪人“ウォッチメイカー”との頭脳対決が展開します。
現場に時計を残してゆく殺人鬼ウォッチメイカー。目撃証言から犯人が購入した時計は10個と判明。
全部で10人の人間が殺害されるのだ。
次は誰が、いつ? 
鑑識の天才ライムの頭脳が殺人鬼を追うが――。
ドンデン返しの名手の技が冴えわたる傑作、お見逃しなく!

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とんでもなく残酷な殺害方法で被害者を殺害するウォッチメイカーとの戦いと、
サックスが初めて責任者として担当した事件が相互で進みます。

成長したサックスがライムとは違う方向へと向かっていくのは仕方がないことですが、なんともやるせない気持ちにさせられてしまうライムがちょっと切ない感じです。
とはいうものの、新しいレギュラーキャラクターも登場。
前作で死亡フラグ!?と思わせておいてがんばったルーキーことプラスキー。
本作で登場したキャサリン・ダンスも別途彼女が主役で単行本が出た模様です。
もうこれ読んじゃうんだろうなぁ~~。
というか、ライムは今回ダンスに食われてましたね~~。

さてさて。
本作のウォッチメイカーは2作目のコフィン・ダンサーに匹敵する二重三重のフェイクをかましてライムを煙に巻いていきます。
本当に怖かったなぁ。
ある意味好敵手という感じです。

また、ちょっと気になっていた昔の事件の登場キャラクターのその後も出てきてほっとしました。
あまり内容かけないのがつらいですが、一気に読めちゃうと思いますよ。