癒しの葉 | not simple.

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あるときはさすらいの本読み、あるときはジャンル無用の映画好き、またあるときは、B級グルメの備忘録

昨日に引き続き、絶版シリーズ?




いま必死でペルソナ4やってるのですが(゚Д゚)!
何でそんなに必死にやってるのか自分でも謎なくらい必死です(爆)

アレやってるとやたらと思い出したのは紫堂恭子さんの「癒しの葉」っていうアスカコミックスから出てた作品です。
設定として聖なる島から発生するといわれている、影と呼ばれた存在に飲み込まれると死んでしまう・・・という設定があるのですが、本当に設定もその存在も、作品のテーマもそっくりでした。
主人公はある聖者の護衛を命じられた4人の護衛の中の一人。
護衛といっても、近隣の大国4つの中から1人ずつ選ばれた政治的に将来国をしょって立つような家の出身者ばかり。

当然、国同士が敵対しているところからも聖者を護衛・・・といいつつ、自分の国に聖者が握る秘密を知らせるために見張っているという意味合いも併せ持つわけですが。
主人公だけが辺境&敵対国の最前線にいる兵士だったりします。
1巻のキャッチコピーが、たとえ風呂だろうとトイレだろうと張り付きます。
みたいな、少女漫画にはあまりないコピーだったのでちょっと笑いました。

この作品を読み進めていくと結局、人っていろいろな自分が重なり合っていて存在が出来上がっているというか。
見えるだけの部分で全てを判断できかねるというか。
そういうことを考えさせられます。

主人公がシリアスになりがちなストーリーなのですが、キャラクターがおとぼけで・・・というか、精神的に強いというか他者を受け入れやすい感じというか、お笑いを交えつつ進行します。
ラストがまたほろりとしますけど。

本当はエンディング、死ぬエンディングも用意されてたらしいですが、死なないパターンでよかった!
でも、結局彼の周りを取り囲む問題はクリアされてないんですよね~。
クレアと結婚するためにはそれなりの地位にならないと厳しいと思うのですが。。。