- ヴァムピール 1 (1) (アフタヌーンKC)/樹 なつみ
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もうすっかり青年誌に移行しちゃったのかなぁ。
たしかにスケール的に樹なつみや惣領冬実とかは少女漫画という枠には収まりきらないものがある用に思ってたので。
ただ樹さんの場合は、青年誌第1弾「暁の息子」がこけてたっぽいので、もうこの展開はないかなーと思ったのですが、来ましたね~。
非常にうれしい限りです。こういった話は白泉社でもメロディーならやれそうだけど、作家のことを考えるとやはりメジャーな青年誌で展開されるとうれしいです。
主要キャラは3人かな。
この1巻ではそれぞれが揃い踏みするエピソードが入っています。
主人公になりそうなのは最初のエピソードの主人公っぽいです。一度死んでヴァンピールと呼ばれる存在に執り憑かれたけども生き返った高校生。
そしてヴァンピールに完全に取り付かれている女の子。
まったく人間だけれどもこの二人とかかわることになる精神科医。
最初のエピソードは池袋で起こった飛び降り自殺に巻き込まれてなくなった人がいるという事件そのままのエピソードが出てきます。
ちょっと違うのは、巻き込まれた側の青年が息を吹き返したこと。
そしてなぜか非常に不思議な容姿を手に入れてしまったことから始まります。
さらには何か不思議なものが見聞きできる能力も。
ただし性格はそのままなので、非常にお人よしかつ素直なタイプなので、彼を巻き込んで自殺した少女がなぜ自殺を選んだのかということ自体を調べはじめます。
オチ自体はありきたりといわれてしまえばありきたりだし、若干はしょり気味な感じがしますが設定、キャラの魅力があるので面白く読めました。
設定もまだまだ見えないところが多いのですが非常に楽しみな気がします!