大いなる陰謀 | not simple.

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あるときはさすらいの本読み、あるときはジャンル無用の映画好き、またあるときは、B級グルメの備忘録





英題: LIONS FOR LAMBS製作年: 2007年製作国: アメリカ日本公開: 2008年4月18日 (有楽座 ほか)上映時間: 2時間35分配給: 20世紀フォックス映画カラー
公式サイト:http://movies.foxjapan.com/ooinaru/
予告編 YouTube


地味~な作品だけれども非常に面白いと思う。

戦場を知らない(情報部にいたということは前線に出てないってことだよね)野心だけはある政治家、その情報を鵜呑みにはできないけれども論破まではできない報道記者。

非常に優秀な生徒を諭す大学教授。

そして彼のかつての教え子で非常に優秀だけれども、いままさにタリバンに殺されそうになっている二人組。

この3つのパートが入り混じって非常に緊張感のある作品に仕上がっている。
彼らは決して交わらないけれども、あるひとつの物事をある角度から見るための役回りを担っている。

そういう部分が面白く、そして回答は明示されない。ただ明快なメッセージとして
それでも無関心でいられるのか?
大学のやる気をなくした生徒のあの沈黙がそのメッセージを雄弁に語ってると思う。
観終った後にいろいろなことを考えてしまいます。