先日、小倉で2度目の鼻出血を発症してしまい引退になったシンセサイザー。
一応乗馬との発表でした。
しかしこの乗馬という発表はかなりあいまいなもの。
正直どうなってしまうか分からない。
長年競馬をやっていればある程度覚悟はしていました。
キャロットクラブに確認したところ、美浦トレセンに近いヨシザワライディングファームに行ったとのこと。
そこで勇気を振り絞って、ヨシザワライディングファームに聞いてみました。
すると「いますよ」と嬉しいお答え。
とっても丁寧にいろいろ教えていただき、早速行ってきました。
圏央道稲敷ICから約5分ほどでヨシザワライディングファームへ。
馬場は広く、綺麗なクラブハウス。
そして先日電話で対応してくださったフロントの方。
フロントの方から聞いたところ、畠山調教師の関係者がクラブの会員さんとのこと。
スタッフさんにシンセ君のことを聞けました。
シンセ君はとても人懐っこく大人しい。
まだ去勢はしてないけど、牝馬に対してあまり興味を示さないとのこと。
元気もあって世話はしやすいそうです。
今は乗馬の調教中で、会員さんに乗ってもらえるようになれば良いなとのことでした。
馬房は陽があたり、レッスン馬場に面した一等地です。
再会できたシンセサイザー。
やっぱり小さい馬体です。
いつもメンコ着用だったので額に白が入っているのを忘れてました。
でも確かに右後脚の蹄の上の白と右目の上の小さな傷はまさしくシンセサイザー。
やっと会えました。
シンセ君は本当に大人しく、引退してから間もないのに顔をなでても平気。
人参も手から上手に食べてくれました。
きっと厩務員さんによくしてもらったのでしょう。
しばらく馬房で人参をあげたり撫でたり写真を撮ったり。
合間に会員さんのレッスンを見学したり。
シンセ君とのんびり過ごすことができました。
シンセ君に黒糖をあげたら、「なんだこれ?」ってモグモグしてました。
あんまりお気に召さなかったのかも?
2時間ちかくシンセ君の馬房にいたら、後半はシンセ君「もう撫でられるの嫌!」と耳を絞りました。
ああ、ごめんよ。
無事に乗馬としてひきとってもらえたシンセ君。
クラブの雰囲気もアットホームで温かく感じましたし、よくしてもらえそう。
畠山吉宏調教師、厩務員さん、キャロットクラブに感謝してます。
いつかシンセ君が乗馬の大会で入賞してくれるといいなと思いました。
帰りにフロントの方が「またいつでも会いに来てあげてください。」と。
シンセ君、第2の馬生は始まったばかりです。末永く元気に。
また会いにいくからね。