浅間山信仰の女神たち | 響きあういのちのルーツを訪ねて 花音

響きあういのちのルーツを訪ねて 花音

☆魂のふるさとへ還るこころの旅へ☆

こんばんは。浅間山信仰の歴史という本を読みました。

地元の方が書いた本でした。興味深かったことは浅間山の御祭神はイワナガ姫なのですが、明治の廃仏棄釈後周辺の神社も一斉に御祭神がイワナガ姫になったんだそうです。それ前はコノハナヤサクヤヒメが浅間山の女神だったそうです。コノハナヤサクヤ姫は富士山の女神さまですが、浅間山が大きな噴火を繰り返したため富士の女神を招致したのではないかということでした。では何故 イワナガ姫に変化したのかというと、
 
太古富士山と浅間山とが一夜にしてできた時、琵琶湖と諏訪湖ができた。これは伊勢の国に静まりますオオヤマツミ神が2人の娘を住まわせるために作ったもので、姉娘のイワナガヒメが浅間山に妹姫のコノハナヤサクヤ姫が富士山におられるそうだ。という神話が佐久にあったそうで、これは佐久のみに伝わるローカル神話なんだそうだ(;^_^A。
 
この神話を国学者の平田篤胤が古史傳という書物にのせたんだそうです。復古神道を体系化し、明治維新を推進した者たちの心の支えと言われた平田篤胤がつくった書物の話が影響していたからとは面白いなあと思いました。 しかし実はコノハナ姫さんの前は別の神様が浅間山の御祭神だったそうで。。。それはなんと菊理姫でした。この話しも面白いよ。でもどれもなんか 腑に落ちるところもある。
それでは今日はここまで。お休みなさい。今日もありがとうございます。