7月1日 右も左もスリランカ。 | りんごのゆくえ。

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*フランスでの日々や旅の感想、ゆるゆる更新*


スリランカの空港には、あっという間に着いた。
疲れていたわたしは、トランジット用のホテルに泊まろうかと迷った・・・



でもさ、トランジット用のホテルで5、6時間寝るでしょ?
入国カードを持って出口に行くでしょ。
乗ってきた飛行機の便と、入国の時間が違いすぎることを
入国審査の人に指摘されたらどうしよう・・・涙(ノДT)





という、絶対悩むとこじゃない理由により
もう面倒だから、入国してしまおう!と決めました。



そう、初めてすぎて、分からなすぎて、
イレギュラーを1つもしたくない!というか。
まじチキンでした・・・。・°・(ノД`)・°・








右も左も分からず、
入国してフラフラ歩いているわたしは、
そうとうな鴨ネギだったでしょう。

すぐに、現地の旅行会社の人につかまりました。



「コロンボまで行きたいの。
 ホテル予約してないの。
 この、Wayfarers Inn ってとこに泊まりたいの。
 電話して空いてるか聞いてみて。」


顔にと書いてあるような、
いかにも商売上手なそのおじさんに、
自分の欲求を一通り伝えます。


するとそのおじさん、

「何のためにコロンボ行くの?
 今日は近くのカトゥナーヤカのホテルに泊まりなよ。
 明日はどこ行くの?
 あ、キャンディ。
 なら、明日朝からタクシーでコロンボに行って、そうだね、
 ヌワラエリアを見たり、象の孤児⌘∀∂⊿∞♨・・・





こらーーー!!!!
わたしの予定勝手に決めるなぃヽ(`Д´)ノ




「いやいや、いいのいいの。
 キャンディまではバスで行くから。
 今日のコロンボまでのタクシーだけでいいから」


「コロンボ行って何するの?」


「観光」


「コロンボでもバスで移動するの?」


「そう」


(ニヤリ)無理だね」



うるせー!(`Δ´)
こっちは疲れてるんだよ!
はやくコロンボ行けやヾ(。`Д´。)ノ



と怒れるわけもなく・・・
「コロンボまでのタクシーだけでいいから」
と呆れたように言うと、

おじさんはちょっとムッとして、
紙に2600Rsと書いて、サインを求めてきた。

地球の歩き方には
「空港からコロンボまでのタクシーはどこも同じで2500Rs」
と書いてあったが、なんか値切るのも面倒で、
宿泊の手配もしてもらえるし、いっか。
と、わたしはトボトボとついて行った。



おっさんは1人の若い男の人に
さっきのサインを書いた紙と、紙幣を何枚か渡して
わたしに車に乗れ、と促した。

ゲストハウスの件、ちゃんと伝わってるのかなー?
なんかめちゃくちゃ不安になってきたよ。。。



  





外の景色は、
東南アジアだね。
というかんじで、
特にわたしの心をワクワクさせるものでも
ドキドキさせるものでも
じっと見ていたくなるようなものでもなく
そして何より暗く、(深夜ですから)
すぐに飽きた。


途中、水を持ってないことに気づいて、
水を買えるとこに寄って、とお願いすると
地元の人しか行かないような商店に連れて行かれた。


何Rsだったか忘れたけど、
100Rs紙幣を出して、おつりをもらおうとする。
すると、お店の人からおつりをもらったドライバーさんが、
なにやらモメはじめる。

お店の人はきつい顔で、声を荒げる。
その返答にドライバーさんはヒートアップし、更に詰め寄る。
とにかく、おつりのことについて言ってるんだけど
シンハラ語だから何言ってるか分からん(゚Д゚)
ドライバーさんの言葉で、
「ビジネス」って聞こえたような気がした。


以下妄想。

ドライバーさん(以下・ド)「○Rsって言ったじゃないか!
              これじゃおつりが足りないだろ!」
お店の人(以下・店)「日本人なんだから少しくらい多めに取ってもいいじゃんか」
ド「でも○Rsって伝えたんだよ!足りないって分かるだろ!」
店「同じ国民より観光客の方が大事ってか」
ド「そういうビジネスなんだよ!おつり返せ!」
店「いやだね」
ド「サイテーなやつだな!」



ドライバーさんはわたしの手に、自分の財布から50Rs紙幣を取り出して握らせた。
そしてお店の人を睨みつけ、その店を後にした。
車に乗り込んでも怒りがおさまらないのか、ドライバーさんは大きなため息をついた。


え????
何が起きたん???(((゜д゜;)))




分からなかったから、
小さな声で「サンキュー」と言った。
ドライバーさんは振り返って、ニコっと笑った。



もーこの国疲れるーーー(ノДT)





1時間くらいして、シナモン・ガーデンズという何ともかわいい地区の
Wayfarers Innについた。
ドライバーさんは、鎖がつながれた門の前に止め、呼びかけたが
そこは深夜。何の応答もない。

「あの・・・わたし予約してなくて
 あなたのボスが、もし入れなかったら
 あなたが他のホテルに連れてってくれるって聞いたんだけど。」

「え?ここに先に来ている友達がいるとかじゃなくて?」

「そうじゃないし、予約もしてないし・・・」

不安的中。全然伝わってない(TωT)


でもなんとか入れました。
てか、結果的には起こしたんだな、ゲストハウスの人を。




クーラー付きの部屋か、ファンの部屋か、と聞かれて
ファンの部屋にする。なぜか。


ブンブンブンブンブンブンブン・・・(以下略)



えーん。寝れないよぅ(ノДT)




明日観光とかできるのかな。。。
薄暗い部屋の蚊帳の中、ファンの音を聞きながら
わたしは不安に押しつぶされそうになっていた。

寝よう、、、それしかない。




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