旧愛日小学校取り壊し完了

先週日曜に旧愛日小学校を見に行ったんですが、取り壊しが完了していましたのでご報告します。




左が去年の写真で、右が先週の日曜の写真です。
見事にまっ平らになっていました。





校舎に蔦が這っているところかが好きだったんですけどね。
こちらも跡形もなく。





唯一残っているとモノといえばこの壁くらいでしょうか？


というわけで完全に取り壊されてしまいました。
ところで、旧愛日小学校がある場所は御堂筋に面した淀屋橋の一等地です。
今までこんな場所に建物が残っていたのが奇跡的だと思います。

その奇跡を可能にした主な理由は、大阪の経済が思わしくないが為に開発の計画が
立てられず、校舎がほぼ使用されないまま（※）残って”しまっていた”と言うことができると思います。
（※一部使用されていたようですが）

大阪は東京に比べて近代建築は比較的残っているなと思うのですが、
皮肉にもそれは大阪経済の停滞と相関関係があります。

大阪経済も好転しつつある今（あちこちで高層マンションが建設中ですよね）
近代建築にとっては保存の危機にさらされている状況です。

アチラ立てればコチラ立たずですね。
うまく共存していく方法を構築してゆければよいのですが。