ご主人を守り抜いた愛犬ルルちゃんのお話し | ペットコンシェルジュ®︎HITOMI のペットライフコーチング

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「答えは、共に暮らしてきた時間の中にある」
飼い主とペットが心を通わせて生きるために、ペットライフコーチング&リーディングを考案中

こんにちは〜

ペットコンシェルジュHITOMIです

 

今日は、ちょっと辛い思い出・・・

そして、感動的なストーリーをお届けしたいと思います

 

 

うちの子とのいつもは、絶対じゃいない!!

だから、後悔しないように毎日を大切に〜

 

 

そして、うちの子のパワーってやっぱりすごい!

 

絆は犬に、身をもって守ることと癒すことを教えられる・・・

 

 

  ご主人を守ったシーズー犬 ルルちゃん

 

ご主人を守ったシーズ犬

 

5年ほど前にシーズ犬のルルちゃんをご購入いただき、

ずっとお付き合いをさせていただいているご夫婦がいます

 

お二人は50代後半

 

息子さんがいらっしゃるのですが、もう社会人になられ

一人暮らしをされているので今はご夫婦とルルちゃんの三人家族です

 

ある朝、お母さんからお電話をいただきました

それはそれは、とても悲しい、信じられないご連絡で・・・

 

「ルルが交通事故で死んじゃった!

お父さんと朝のお散歩に行ってたんだけれど

横断歩道を歩いてたら

自動車が突っ込んできてお父さんも重傷で病院に入院した」

 

 

本当に耳を疑う、悲しいご連絡でした

ルルちゃんは、まさにお父さんをかばった形で即死

 

でも、ルルちゃんがいてくれたおかげで

お父さんは、足の甲の骨を骨折しただけで

済んだということでした

(それでも、3ヶ月入院という大変な怪我)

 

ルルちゃんを亡くした喪失感が消えない

 

ルルちゃんは、お二人にとってはじめてのワンちゃんで

それはそれは可愛がっていらっしゃいました。

 

1ヶ月に1回は、必ずトリミングにいらっしゃり

ルルちゃんのお話をたっぷりとされ

ご飯やおやつをご購入していただいておかえりになる

 

そんな当たり前の日常がある日突然なくなってしまったのです

 

その後、何度かお悔やみのお花を贈らせていただいたり

お電話でお話をきかせていただいたりしましたが

お二人の喪失感はそれはそれは深いもので

到底癒されるものではありませんでした

 

残念だけど、時間だけがお二人の心を

少しづつ癒してくれるのだとただただ祈っておりました

 

 

  犬と暮らす 再び・・・

 

 

「犬と暮らす」、再び

それから、1年ほどたった頃でしょうか・・・ある日

ご夫婦がやっと犬を見たいという気持ちになったのでと

お店をたずねてきてくれました

 

お母さんは、事故でルルちゃんがあまりにも

突然逝ってしまったことがなかなか受け止められずに

犬を見ることもできなくなってしまっていたということだったのです

 

まさに、ペットロスの状態でした

 

でもその日から少しずつ、

また遊びにいらしていただけるようになっていきました

 

そんなある日、店頭にいたルルちゃんそっくりな

シーズの仔犬を見つけられ

もう一度飼いたいとおっしゃっていただきました

 

 

最初は、泣き暮らしていたような状態だったので

私も本当に心配しておりましたが

もう一度という気持ちにまでなられたことがとても嬉しかったです

 

そして、またルルちゃんの時と同じような生活が始まりました

 

今度は日本の名前にしようとお二人で考えられて

「さくらちゃん」とお名前も決まり

また新しいペットライフが始まったのです

 

 

  さくらちゃんとの絆

 

 

さくらちゃんとの絆

 

しかし、私が安心したのも束の間

そのうち、ご主人だけでいらっしゃることが多くなり、

お母さんは病気がちでなかなか

お家から出られないということをお聞きしました

 

 

それからまた、1年ほどたったある日

 

お母さんが本当に元気そうに向こうから

小走りで手を振っていらっしゃいました

 

そして私の手を握り、

「藤本さん、

今の私があるのはさくらのおかげ

あの子に命をもらいました。」とおっしゃったのです

 

 

聞けば、お見かけしなかった1年は

糖尿病に始まり

色々なご病気を次から次へとされていたそうです

 

でも、さくらちゃんのためにまだまだ頑張らなきゃと一念発起し

さくらちゃんとのお散歩を始められたのだそうです

 

お散歩は、ルルちゃんが亡くなった横断歩道がなかなか見られず

ずっと避けていたのが

さくらちゃんとお散歩に行くようになって

その道にさしかかると

ルルちゃんがいつも待っていてくれるような気がして

あんなに嫌だったあの場所に

さくらちゃんとならいけるようになったとおっしゃっていました

 

毎日どんなに暗くても

4時半に起きて、朝食の用意をし

5時半には出発されるのだそうです

 

そして、1時間半、たっぷり歩かれるのだそうです

夕方も30分

 

そして・・・糖尿病も随分良くなり

何より生きる希望がでてきたのだそうです

 

さくらちゃんがいたことで、お散歩も続くようになり、

今は病気も気になることがまったくなくなったとおっしゃっていました

 

きっと、先に天国に逝ってしまった「ルルちゃん」も

お二人を見守り

今お父さんとお母さんを「さくらちゃん」とともに

支えているのではないでしょうか?

 

お父さんを守って身代わりになった「ルルちゃん」

落ち込んだお二人の心を癒している「さくらちゃん」

 

 

ふたりとも、ご夫婦にとってなくてはならない存在

まさに生きる力の存在なんだと思います

 

犬は時として、自分の身を犠牲にしてでも

飼い主を守るべく行動にでるのだといいます

 

その生き様を見たとき、ただ単純に可愛いだけではない

存在なのだということに気付かされるのです

 

 

身をもって癒す、心で癒す

寄り添って生きることで絆を生む

犬はまさに家族なのです。

 

私は、本当にたくさんのご家族に関わらせていただいて

さまざまな経験を見せていただいています

 

犬をいう存在と人が、絆で結ばれているということを

何度も何度も教えてもらっている気がしています