ユヅル・ハニュウ:リンクのサイズ、それは問題になるだろうか? | ショピンの魚に恋して ☆羽生結弦選手に感謝を込めて☆

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Sportymagsさんから新しい記事が届きました。

ユヅル・ハニュウ:リンクのサイズ、それは問題になるだろうか?
Yuzuru Hanyu: Ice Size, Does It Matter?

https://sportymags.wordpress.com/2016/01/29/yuzuru-hanyu-ice-size-does-it-matter/

フィギュア・スケートでもアイス・ホッケーでもオリンピック・イヤーに先立つ一つ一つの世界選手権やシーズンにはアイス・リンクのサイズについての議論が再燃するように思われる。ホッケーのファンにも、フィギュア・スケートのファンにも、支持する者とそうではない者がいる。2か月もすればやってくるボストンの世界選手権にしろ、また、私が住む町で建設が考案されているNHLの新しいアリーナにしろ、私が覗いてみる度、議論は再び盛り上がっている。

まず、(リンクには)標準サイズというものが2つある:
NHL サイズ:  85フィート x 200フィート
25.90800 m x 60.96000 m
オリンピック・サイズ:  100フィートx 200フィート
30.48000 m x 60.96000 m

カナダ人として、私は
NHLサイズに慣れてしまっているし、いつもそのサイズで練習し、競技してきた。だから会場の端からオリンピック・サイズのリンクを見渡す度に、何と広いのだろうと驚かされる!!15フィート(4.572000 m)広いということは本当に大きなスペースがあるということなのだ!幅が15フィート広いということは、3,000平方フィート(278.7091 m²)のスペースが余計にあるということだ!

これをいくつかのイラストで見るとこのようになる:

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より大きなオリンピック・サイズのリンクについては、スケートやホッケーに対してそれが良いとか良くないとか、様々な議論がある。しかし、より狭いリンクが「フェアではない」と言っている人々ほど私をイライラさせるものはない。私に言わせれば、リンクのサイズの違いによって生じる不公平感などないからだ。どんな大会においても、全てのスケーターたちは同じサイズのリンクの上で競技する。それに彼らは皆、自分たちが競技するアリーナに合わせて必要などんな調整をも行わなくてはならない。トップ・レベルのアスリートはそうするのだ。確かに、彼らは自分たちのホーム・リンクのサイズに慣れ親しんでいる。それより小さいサイズのリンクを最適ではないと感じるスケーターもいるかもしれない。でも、選ばれたアスリートとチャンピオンの真の証は、与えられたどんな状況にもどんな環境にも打ち勝っていくことができるかどうかということなのだ。

アイス・ホッケー
ホッケーの場合、リンクを大きくすることにメリットはあると思う。リンクには16人(12人の選手と4人のジャッジ)の成人が同時にいて、狭い場所でパックを追っている。NHLの選手の平均身長は、6フィート1インチ(1.854200m)だ。北米スタイルのホッケーの試合は、インターナショナルなホッケーのそれとは異なる。より広いリンクの上では、余分なスペースはより熟練した選手たちに増えた面積のアドバンテージを与える。そして、彼らはプレイをコントロールし、速さと機敏さを活かした得点の可能性を広げることができるのだ。大きなリンクではまたスピードがない選手が目立つ。しかし結局のところ、オリンピックと世界選手権のホッケーの大会は、両方のサイズのリンクで開催されてきた。そしてほとんどの選手たちが両方のサイズでプレイしてきたのだ。

http://www.tsn.ca/burke-on-a-mission-to-increase-size-of-nhl-ice-surfaces-1.425938

この記事を読んだ後に、私はどんな新しいリンクの幅も90フィート(27.43200 m)まで拡張可能であり得るという妥協的な解決案が気に入った。余分な幅5フィート(1.524000 m)は、北米ではホッケーでもフィギュア・スケートでも素晴らしい成果を収めるだろう。

フィギュア・スケート
フィギュア・スケートにも同じことが言える。国際試合は、両方のサイズのリンクで開催されてきた。広いリンクの方が優れたスケート技術を持ったスケーターたちを本当に目立たせる。ユヅやパトリック・チャンのようなスケーターはより広いリンクの恩恵にあずかる。というのも、ユヅやパトリックはたった2つか3つのストロークでトップ・スピードに達するからだ。より広い面積は彼らがジャンプに入る時に必要なスピードを作り出しやすくし、完璧に着氷した時にジャンプを遂行させる。彼らのフットワークについても同様の事が言える。スピードのついたステップ・シークエンスに慣れている場合、突然、幅15フィートが削られてしまったら、ボードがとても速く迫ってくる感覚になる!!もしコンスタントに広いアイス・リンクで練習することに慣れていれば、音楽のビートと振付けに合わせて、ステップのタイミングを調整することができる。自分の体が慣れているタイミングでのステップを遂行するためには、ある程度のスペースが必要だ。しかし、ユヅとパトリックは経験豊かなベテランで、適宜調整することが可能だ。

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特記事項:
トロント・クリケット・アンド・スケーティング・クラブの氷のサイズは、彼らのサイトによると87フィートx 190フィート(26.5176 m x 57.912 m)である。だから、ユヅは小さい方のリンクで滑ることには慣れている。

http://www.torontocricketclub.com/skating

すべてのISUの大会がオリンピック・サイズのリンクで開催されることを期待することはできない。そしてそこには市が大会を主催するための必要条件としてリンクのサイズをISUがなぜ設定していないのかという理由がある。小さいサイズのリンクで行われるボストンの世界選手権は問題だろうか?絶対に問題にはならない。そこで競技するような精鋭のスケーターたちは、大会に先立って小さいサイズのリンクで練習するし、必要な調整をすることが可能だろう。リンクのサイズが小さいことによって、ボードにぶつかるスケーターたちを目にすることもあるが、トップのスケーターがそうした不満を言うのは聞いたことがない。SEIMEIは、100X200フィートのリンクの上で観るのと同じくらい、85X200フィートのリンクでもゴージャスに見えるに違いない。

ゴー・ユヅ・ゴー!!ドキドキ!! 
(「ユヅルとユカイな仲間たち」も増えています。↓)

https://www.instagram.com/won0066/


dokidoki