SportyMagsさんより ハニュウはオリンピック・チャンピオンに再びなることができるか? | ショピンの魚に恋して ☆羽生結弦選手に感謝を込めて☆

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ユヅル・ハニュウ:ハニュウはオリンピック・チャンピオンに再びなることができるか?
https://sportymags.wordpress.com/2015/07/25/yuzuru-hanyu-can-hanyu-repeat-as-olympic-champion/

さて、私たちは4年毎に開催される冬季オリンピックのサイクルにおいて、2年目に突入している。男子フィギュア・スケートにおいて、メダルを繰り返し獲得した選手がどれくらいいただろうかと考えてみた。具体的には金メダルを繰り返し獲得した選手が何人いたかということだ。

1920~1952年の間で、3名のスケーターがタイトルを守り、オリンピックの金メダルを再び獲得した。しかしながら、1952年以来、男子フィギュア・スケートの分野でオリンピック・チャンピオンに繰り返しなった人物はいない(ディック・バットンは1948年と1952年に金メダルを獲得している)。

これは、過去50年間におけるオリンピックの表彰台に乗ったメダリストたちのリストである。

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複数回に渡り、オリンピックに参加したスケーターはたくさんいる。しかし、連続で二回、もしくはそれ以上のメダルを実際獲得したスケーターがどれくらいいたのかということを私は知りたいと思った。

以下に挙げるスケーターたちは;

パトリック・ペラ(FRA)、ブライアン・オーサー (CAN), ヴィクトール・ペトレンコ (URS/EUN), エルヴィス・ストイコ (CAN), フィリップ・キャンデロロ (FRA), エフゲニー・プルシェンコ (RUS).

フィギュア・スケートの現代に属し、この時代は、新しい採点方式が導入され、繰り返しオリンピック・チャンピオンになるためには、極めて厳しい挑戦を強いられるようになった。

興味深いことに、わずか2年間の間隔しかなかった1992年と1994年の間には二大会連続でメダリストとなった選手がいない。

冬季オリンピック・サイクルへのこうした変更は、冬と夏のオリンピック開催年を調整するために行われた。というのも、同じ年に冬と夏の両方のオリンピックに選手を送る必要があった国々に対して、財政負担を軽減する必要があったからだ。

2年しか間隔がなかったのだから、二大会連続でオリンピック・チャンピオンになる試みはこの時最も可能性が高かったと思う。

しかし、ヴィクトール・ペトレンコは既に過去の2大会(1988年銅メダル、1992年金メダル)でメダルを獲得していたし、私が推測するに彼は既に自分の目標を達成し終えており、おそらくあと2年練習を続けることを望んでいなかったのではないだろうか。

では、同じ色のメダルを繰り返し獲得したスケーターたちはというと;

ブライアン・オーサー*(1984年、1988年銀メダル)

エルヴィス・ストイコ(1994年、1998年銀メダル)

フィリップ・キャンデロロ(1994年、1998年銅メダル)


*備考:1990年7月以降の国際大会から、ISU加盟国はコンパルソリー・フィギュアを完全に除外した。1988年のカルガリーオリンピック以前に除外されていたら、ブライアン·オーサーはオリンピック金メダルを獲得していただろう。

私は、前オリンピック金メダリストが一人も次のオリンピックに戻って来なかったとは言っていない。当時の(1993年以前)オリンピック・チャンピオンたちの多くが、勝利の後、プロに転向し、アイスショーに出演することで生活を始めたということだ。

問題は、スケーターが一度プロに転向してしまうと、彼(女)はアマチュアとしてオリンピックに出場する資格がなくなってしまうということだった。

1993年6月、ISUは1つの条項を提出した。通称「ボイタノ・ルール」である。これは、プロ・スケーターを「アマチュア」または「適格」スケーターとして復帰することを許可するものであった。

この規則は、フィギュアスケートのみならず、アイス・ホッケー、バスケット・ボール、テニスといったスポーツにも影響を与え、そして「ドリーム・チーム」にオリンピックへの道を解放した!!

このことについて考えるならば・・・この決定なしでは、私たちはユヅ、パトリック、デニスといったスケーターたちがアイス・ショーで滑るのを見ることはできなくなってしまい、彼らはトレーニングにかかる費用を賄うための収入を得ることができなくなってしまっただろう。彼らは「プロ・スケーター」と見なされ、そして将来のオリンピックへの参加資格を失ってしまう。

では、ユヅル・ハニュウは男子フィギュア・スケートの近代において、二大会連続オリンピック・チャンピオンになる最初のスケーターになり得るだろうか??私は必ずそうなるだろうと願っている。

彼はそうなるために必要なすべての道具(技術、芸術的な才能、そして人格)を持ち合わせている。しかし、そうした適切な道具も彼の勝利を保証するものではない。

時間の経過とともに、他のスケーターたちも追いつき始めている。どんな小さな(または大きな)ミスも、タイトルを失うという代償につながりかねないことは、2015年の世界選手権で私たちも目の当たりにしたところである。

毎年開催される世界選手権でチャンピオンに繰り返しなるということが、どれほど大変なことなのかということを私たちは目撃した。オリンピック・チャンピオンに繰り返しなるというのはなおさら難しい。

二大会連続オリンピック・チャンピオンになるという夢の実現に必要な無形の財産は、健康を維持していくためのユヅの能力である。

ユヅには足首の問題、深刻な腹部の問題、および背中の問題を抱えたという経緯があるため、これらはケアしなくてはならない。そして、本当にクレイジーなのは、彼がこれらの3つの問題すべてをたった1シーズンで経験したということだ!!

オリンピックに勝利して、また2014年から2015年はユヅのためにあったかのような恐ろしいシーズンを経て、オリンピックの栄光の夢を既に実現したほとんどのアスリートたちは、もう終わってしまったことだと思っているであろうが、一方、彼は前に進み続けるための決意と意地を曲げることはない。

彼はなお到達すべき目標を持っており、自分が欲することを実現するためにはどの方向へ進めばよいか、明確に理解している。

彼が幼かった頃の発言「僕の夢はオリンピック金メダリストです」と同じぐらい大胆な発言を、彼から聞くことはないかもしれないけれど、しかし、2018年の平昌に向けて、彼がそう考えていることは間違いないだろうと思う。

フィギュア・スケートというスポーツに関わる多くの人々が、男子の分野では、次のオリンピックまでに最終的な勝者には、少なくとも4つの4回転ジャンプの成功が必要不可欠であると予測している。すなわち、ショート・プログラムで1つ。そしてフリー・スケーティングで3つ(そのうち1つはコンビネーション)である。

エヴァン·ライサチェクが、ショートでもフリーでも1つの4回転も跳ぼうとせずに勝利した「バンクーバー2010」のような事が再び起こり得るだろうか。

最終的には銀メダリストとなったプルシェンコが両方のプログラムで4回転ジャンプを着氷し、ライサチェクがプルシェンコに勝ったことは然るべきことだったかどうかの議論は未だに続いている。というのも、両者は芸術的な評価で並んでいたから。(両者のフリーの演技構成点はいずれも82.80点であった。)

もし、ジャッジがライサチェクのジャンプ、スピン、フットワークの出来栄えにわずかに高い点数をつけていなかったならば、プルシェンコが現代フィギュア・スケートにおける最初の二大会連続金メダリストになっていたことだろう。

さて、話をユヅに戻そう!!ユヅは現オリンピック・チャンピオンなのだから・・・二大会連続オリンピック・チャンピオンになる最初の男子スケーターになれるかどうかは彼しだいなのである!!なかなか難しいことだ!!

今年提出されたISUのルール改正に伴い、フィギュア・スケートは非常に戦略的になった。4回転ジャンプを試みて転倒した場合の点数が大きく差し引かれ、スケーターたちは安全に4回転ジャンプに挑むことができるだろうか?回転不足のジャンプの減点は少なくなったが、これはごまかしのジャンプの新たなトレンドを生み出すものにならないのだろうか?

個人的には、私は回転不足のジャンプは好きになれない。というのも基本的に、それは要求された回転を満たすことなく、ただ、何とか立ち続けて氷の上で回転を終えるというジャンプだから。私は回転不足のジャンプは今回の得点の改正に見合うものではないと思う。

転倒だらけの4回転ジャンプへの挑戦をただ見たいのではない。転倒に1ポイント以上の減点を課すことに異議はない。完璧なスコアリング・システムなどあり得ないだろう。現行のスコアリング・システムは古い6.0点満点のスコアリング・システムよりもはるかに優れているとは思う。

今シーズン、スケーターとジャッジがどんなことをするのか、ただ待つしかない。もっと論争が生まれるだろうか?間違いなく論争は生まれるだろう。

要は、スコアリング・システムにかかわらず、シニアに仲間入りするスケーターたちも、経験のあるスケーターたちも、現役のスケーターたち全員が4回転ジャンプに向かって進んでいくということだ。スポーツはこのようにして日々、進歩していくのだ。

全般的に完璧なスケーターとなるためには、技術的なスキルに加え、芸術的な才能、人格、のすべてを備える必要がある。

私はライサチェクのような無難なまとめ方には深い感銘を受けることはない。しかし、これは私の個人的な意見だが、スケーターたちがユヅに追いつくためには、少なくとも4回転ジャンプへ挑戦する必要があるだろう。そうすることによって、フィールドが標準化される。

安全策を取ったり、他のスケーターたちの失敗を待ったりするのではなくて、スケーターたちには、彼らのフィールドでベストを尽くした時に勝ちたいと思ってほしい。誰がそのようなアプローチをするのか、時が教えてくれるだろう。

好奇心から、最近のオリンピック6大会と比較するために、最近のいくつかのオリンピックでチャンピオンが勝った時の年齢を調べてみることにした。彼らは全員19~24歳の年齢層に収まっている。だから、ユヅはチャンピオンをリピートする状態に完璧になっている。

 

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ユヅ、体には気を付けてね。そしていつものように、頑張れ、ユヅ、頑張れ!!ドキドキするわ!!

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そして、SportyMagsさんと私から、大変遅ればせながら、小塚選手、アナウンサーの大島さん、御婚約おめでとうございます!昨年の全日本の小塚選手の魂の演技が忘れられません。ステイ・ヘルシーでますますのご活躍を期待しております。

SportyMagsさんのインスタ更新されました。「ユヅルとユカイな仲間たち」増えてます!
https://instagram.com/won0066/

ピアニストの野谷恵さんが主宰されているコンサートです。
http://ameblo.jp/shiawasedesu/entry-12046738145.html
愛の夢チャリティーコンサート
   in Tokyo 2

9月27日(日)13:00開演
(12:30開場、16時前後終演予定)
新宿文化センター小ホール 3000円(全額寄付)

入場料全額寄付の他、出演者参加費、募金箱等の収益から、最低限の経費を引いた純益を、東日本大震災 雇用・教育・健康 支援機構(震災機構)、日本移植支援協会、難病医学研究財団へ寄附致します。