読んだ本、メモっておかないとすぐに忘れるのは私だけじゃないと思うんだけど~思いたい!
他にもある気がするけど、だいたいこの1~2ヶ月で読んだ本。


マドンナ・ヴェルデ】 海堂尊

今、NHKのドラマでもやってるんですね。
「ジーン・ワルツ」の理恵の母みどりの視点から描いた物語…らしい。
といってもすでにジーン・ワルツの詳細をはっきりと覚えてないのだけど…
どんな結末だったかしら…でもこのマドンナ・ヴェルデの結末と同じってことよね~。
クールウィッチ曾根崎理恵には共感できないところ多々。
みどりも理恵の旦那も思考回路がよくわからずたまに頭の中にハテナが飛び交いました。
代理母という重いテーマを扱っているし読後感はなかなか辛いものがあるような。



Another】 綾辻行人

館シリーズが好きな作家さん。
分厚い本ですがけっこうさくさく読めます。
主人公が中学生の男の子なので、その子が語る文章なので平易で軽い文体。
ジャンルはホラーなんですかねぇ。犯人探し=ミステリーならばそれを期待しちゃだめかも。
ちょっと、不気味な雰囲気なので夜中には読みたくないような。読んだけど。
といってもめちゃくちゃホラーというわけじゃないので安心してください。

普通に考えたら現実にはありえないことがそこでは「ある」ってことで話が進みます。
主人公も最初は信じられないけど、信じるしかないような出来事が続き…。
面白かったけど、私は現実味のないSFとかがあまり得意ではないので(AnotherはSFじゃないです)
えっやっぱそんなオチなの~というのはあるかな…。

あ、でもあれにはなんだかんだ騙されました。
綾辻さん作品にはよくある「言葉のトリック」みたいなもんかな?



あの頃の誰か】 東野圭吾

東野さんがあとがきで「わけあり物件」と仰る短編集です。
ナルホド、これはいきなり文庫で出版という形は正解かも。
わけありだとしても、なかなか楽しめましたよ。
『秘密』や『名探偵の掟』の原型ともなる作品も収められています。
わりと加筆修正もされたようなので、読みやすいです。
でも『名探偵の掟』の原型となる話は、なんか無駄に長く感じたような…
夜ベッドに入って読み始めるとすぐに眠くなって何度も中断したのデス…

全体的にサラリと読める感じです。
ファンにとってはこういうのもアリかな、と楽しめると思うけど
初めて東野さんを読む人にはこれはあえて勧めることはないかな…^^;

『再生魔術の女』のラストは予想内だったけどなんだかドキッとしました。文体の妙かな。




とける、とろける】 唯川恵

今年に入ってからではあるけどかなり前に読んだ短編小説集。ゆえにかなり内容は忘れました…
官能的な感じなんですが…なんだろ、個人的には唯川さんは
長編のが好きかなー。ポンポンとリズムのよいほうが魅力ある気がします。
肩ごしの恋人とか。
これはさくさく読めてあっという間に読了でした。



理由】 宮部みゆき

これは昔買った本で、現在?回目の読み直し中。
まだ序盤ですが、やっぱり読ませる力はすごいなぁ、宮部さん。
すごい説明というか時代背景の描写が多い作家さんなので、?回目ということもあり
そういうところはささっと読み飛ばしてしまうこともアリ。
読み終わったらまた感想書き留めておこうかな?

宮部さんの作品もわりと読んでるけど、ふと今『蒲生邸事件』は面白かったなぁと。
SF小説が得意ではないのでタイムトラベルものも特に好きではないんだけど
他の作品は読むのにそれだけで食わず嫌いもなぁと思って読みました。
数年前に読了したので詳細をキッチリ覚えてはないけど、読んでる最中のドキドキ感は
今もまだ覚えてる。涙したこととか感動したところとか、そういった記憶は残ってます。
傑作はすごいものだなぁ。
『理由』で直木賞をとったけれども、面白さは蒲生邸かな、個人的に。