プルルンたまご最終回 そして伝説へ〜
こんにちは!元たまご屋のマーヤンです。
このブログを完全に放置してましたwww
なのに放置していたほうがアクセスが良いって一体どういうことでしょうか??
とふと愚痴ってみたりしてます…まぁそんなもんです。
えっと、昨年の12月18日をもってプルルンたまごという卵の使命は終わりました。
最終日は本当に殺気立ったいえいえ多くのお客様が最後のプルルンたまごをお求めに来ていただきました。ただ最終日は一人900gのみの販売だったので、非常に不満があったことでしょう。すいません。
数に限りがあるのと、出来るだけ多くの方に提供できるようにするための苦渋の選択でもありました。購入できなかった方。この場を借りてお詫びします。ゴメンなさい!
そんでもってプルルンたまごが無くなった今、どうでしょうか?
普通にスーパーとかで卵を購入されて何も不便はしてないでしょ??
これで良いんです。っていうか、もうプルルンたまごを忘れていると思います(笑)それはちょっと自分としては寂しい…って嘘です。それで良いんです。
12月18日にFacebookページで公開した内容があまりの反響でしたので、そのまんま記載します。
こんばんは!マーヤンです。
本日12月18日を持ちまして、プルルンたまごの生産・販売は終了いたしました。
本当にわざわざ鶏舎に卵だけを買いに来ていたいた皆様には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
プルルンたまごという卵が生まれたのは、うちの長男が生まれた時に閃いたネーミングでかれこれ12年になります。
期間的にはそれほど長い食品ではないのですが、この12年というのは、なんとも言えない濃密なときでもありました。
プルルンたまごを通じて、ヘンな人との縁が爆発的に増えましたw
一杯の笑顔も提供できたと思います。
食卓に当たり前にプルルンたまごが鎮座していたお宅もたくさんあったことでしょう。
しばらくはプルルンたまごロス状態が続くとおもいますが、きっと明日にはまた違う卵が食卓に鎮座する。当たり前ですけどそれで良いんですよね。
でも、きっとプルルンたまごを食べた人は普通の卵には戻れないと思います。
生産者あっての卵ですので、卵の先にある生産者に少しだけ視線を向けていただけるだけで、僕がやってきたことが報われます。
最後なんで偉そうなことを言いました。ごめんなさい。
一言で言えば
美味しい卵は、そこらじゅうにある!!ってことです。
プルルンたまご以上の卵はめちゃくちゃあるってことなんで、プルルンたまごを食べていた皆さん安心してください。
その卵を食べるときに、その卵を生産している方の気持ちを思えばどんな卵も一級品です!
食べられることに感謝!生産者に感謝!
ってことで、このフェイスグックページの投稿もこれで最後です。
プルルンたまごに、そしてマーヤンに出会っていただき感謝です!
さようなら!
うん、我ながら良い文章(笑)
卵の先には必ず生産者がいます。その生産者のことを思って卵を食べていただけると、きっと生産者は報われると思います。そして僕は生産する側から消費する側に変わりましたが、この仕事をして一番の財産は「生産する側」の本当の気持ちが分かることかもしれません。
なので、ひょっとしたらまた何らかの関わりがあるかもしれないし、もしかしてこのブログがそんな生産者の皆さんの財産になるかもしれないので、このブログはそのまま今後も放置しておくことにします。アメブロさん後はヨロシク!
そして、僕の新しい道は来週から始動していきます。もし僕の今後が気になるようでしたら、Facebookページの「鈴木 将大」を検索していただけたらきっと分かります。
えぇ、分かります!興味がないってことだけは!
でもまた新しく生きて行きます。楽しみます!生きてるだけで丸儲け!by明石家さんま
ではでは、また出会いましょう!マーヤンでした!バイバイ!!
完
僕のやりたい養鶏の姿
最近はブログを更新するのが億劫になっちまって…という言い訳をしつつ(笑)書くことがない自分の言い訳にしてます。こんな自分もありだと思います。
養鶏を辞めるのも、残り70日を切りました。
実感は全然無いですけど、その日というのは確実に近づいています。
言い方はすごい悪いけど、余命宣告を受けた方の気持ちが100分の1ぐらい分かる気がします。残り僅かな時間をどのように過ごすか?と思うと本当に好きに生きてみたいなぁ!っていう、本来自分が持っている素直な気持ちになる。
やり残したことは沢山あるな。実際は!当然未練もある。
僕ね、今一度養鶏をやり直すとしたら、本当に超自然な放し飼いでニワトリを飼育する。
そうだな、100羽ぐらいのニワトリを飼育する。
当然、オスもいての放し飼い。
エサはすべて地元で生産されるものを使用。遊休地を使って飼料米を生産したり、大豆を生産したり。
日光をたくさん浴びさせ、庭には季節のハーブの種を撒き散らし、好きなだけ食べさせる。
ニワトリが伸びやかに暮らし、そのニワトリに遊ばれる自分。
卵も当然販売する。多分そうなると1個150円ぐらいで売るかな(笑)でも1個150円でもお値段以上の体験を提供できると思う。
卵だけじゃなくて、肉も売る。
家族同然のニワトリの肉を売るのも、ものすごい罪悪感があるけれど、その想いがあるからこそ、しっかりと伝える。人間という生き物は誰かの犠牲があって成り立ってる生き物だってことを!
全てがムダのない本当の循環化した養鶏業。
僕がやりたかったのはこれなんだな。自己満足のマスターベーションに過ぎないかもしれないけれど。
ひょっとして、ジジイになってやることなくなったら趣味でこれをやろう!
と密かに想いを馳せている自分がいたりして、生きてるって事は可能性の塊なんだな!と思いしらされます!
こんな想いを馳せながらも、しばらくはその想いは封印。やるかやらないかは将来の自分のテンションとモチベーションに任せます。
ただ卵を生産するのが養鶏業ではない。
自分の生産した卵が、誰かの糧になり、血肉になり、笑顔になり…
本当の意味で、ムダのない、ムダの出来ない卵創りがこれからは求められているんじゃないかなと思う今日この頃です。
ただ、生産するだけではダメだと思う。なんのために生産してるか?
それは各々の生産者の原点に答えがあるはず!
ではでは。
自分自身の器なんてホントちっぽけのちっぽけだ!
気づいたらブログを1週間休んでました(笑)おかげさまで、ちょっと解放されてました(笑)
うちが今飼育しているニワトリの羽数は5000羽ちょっといるだけです。ピークでは2万羽飼育していたことを考えると非常に身軽な経営になりました。
そういえば、ちょうど一年前を思い出すとゾッとします!
何故かというと、うちの父親が心臓の病気で倒れて入院してたから。今思い出すと吐きそうになるぐらいてんてこ舞いだった!
家族経営の宿命と軽く言ってしまえばそこまでなんですけど、これは本当に軽く見ないほうが良いです。
一人一人が限界になるまで仕事を抱え込み、心と体が付いて行ってなかった。ただ日々、積み重なった仕事を処理するだけでみんな一杯一杯のときに、父親が倒れてしまったので、残りのメンバーの疲弊といったらない!
やれる範囲で仕事をしなきゃいけない。これはうちだけでなく全ての家族経営に言える。
うちは辞めるからニワトリの数がピークの3分の1までになってますけど、実は今が一番経営状態としては楽だし、家族の健康状態も精神状態も非常に安定しています。辞めるからかな?(笑)
それもあるかもしれないけれど、売上を上げなきゃいけない!大きくしなきゃいけない!ニワトリの羽数をもっと増やさなきゃいけない!
という自分の中で成長させようと焦っていた結果、結局は自壊していくという何とも歯車が狂った状態だった。
自分の器を知る!
大きく見せる事なんて見栄を張っているだけ。等身大の自分自身を認めたときに、ようようく次の道が見えて来るんじゃないかな?と最近日に日にその思いが強くなります。
ホント自分って、ものすごい小ちゃい器のクセに、それ以上を求めてしまうからな!
って事を思い、9月23日に誕生日を迎え、ついに30代最後の1年となりました。
自分の省みて、本当に自分のやれることをささやかながらも一つ一つもう一度積み重ねていこう!と思ってる今日この頃です。
がんばろ!ではでは。