私の病気について、術後の闘病生活がどのようなものだったのか、

思い出しながら少しずつ書き留めて生きたいと思います。


「手術の日」については以前書きましたので、いよいよ闘病生活のはじまりです。


手術の翌日にはあっという間に大部屋に移動されてしまいました。

朝、目が覚めるとそこは6人部屋で、全員が前日に手術をした方でした。

ただし、ここで他の5人と私の状態で大きな違いが。


私以外の5人は、全員肺がんの手術だったようで、

内視鏡手術だったのかどうかはよくわかりませんが、

とにかくみんな手術直後とは思えないほど普通にご飯を食べて談笑し、ててくてく歩く・・・。


かたや私は鼻にチューブが挿された状態で、声を出すこともできず、

ただひたすら天井と外を眺めるのみ。25cmほど開腹したので痛みも尋常ではなく、

「痛い!痛い!」と心の中で叫ぶ状態。とにかくどうすることもできずにいました。


国立がんセンターでは、手術跡が癒着しないよう、手術の翌日には歩行訓練を開始するそうです。

早速私も訓練開始。

しかし、腹部の痛みと極度の貧血で、ベッドから車椅子に移動しただけで倒れてしまいそうでした。

…結果、あえなく断念。


午後からは家族が面会に来てくれました。

このとき、術後初めて、ちゃんとした意識の中で家族と会話できました。

生きてる・・・と改めて実感したのもこのときだった気がします。


手術直後からだと思われますが、背中からはモルヒネを注入している状態でした。

それでもどうにもこうにも痛くて、くしゃみもできないし声も出せない。なにもかもが激痛でした。


こうして私の闘病生活は始まったのです。


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今日もみんなが健康でありますように。


葉奈

年末はバタバタと忙しい日々を過ごしており、ブログの更新が滞ってしまいました。


あけましておめでとうございます☆

今年1年、皆さんが笑って過ごせますように。そして健康でありますように。


・・・2006年1月1日に手術をした日からカウントすると、いよいよ私の闘病生活も5年目突入間近です。

正直30歳まで生きれると思っていなかったので、残り1年とってもドキドキしています。

医者はあくまでも目安だと言っていますし、それはもちろんわかっていますが、

あと1年再発しなければ、その先が見えてくるような気がします。


今一番悩んでいることは、これからの仕事のこと。


こんな体になった今も、他の人と変わらずバリバリ仕事ができることはとってもありがたい。

でも、今の仕事は肉体的にも精神的にもとってもハードで、

もしかしたら私のキャパを超えてしまっているのではないかと思っています。

それが体に悪影響を与えないか、正直とても心配です。


でも、オシャレもしたいし家のローンもある・・・。

さらに医療費もかかるし、そのうち抗がん剤の費用だけでも月に3万近くになるので、

夫だけの収入だけではとてもじゃないけどやっていけません。


私の将来のささやかな夢はピアノの先生になることです。

ただ、今の私の収入とは比較にならないくらい微々たるものだと思います。

でも今やらなければこのまま悶々とした日々が続いていくかもしれない・・・。


こんなんじゃだめだーーー!


やっぱり今年は何かしらいい方向に自分の生活環境を変えたいです!

自分がやりたいことに向かってがむしゃらに突き進みたい!


この気持ちをしっかりと心に刻んで日々がんばりたいと思います。


今年もマイペースにブログを更新していきますので、

よろしくお願いいたします。


今日もみんなが健康でありますように。


2010年1月2日 


葉奈

胃がなくなってから食べられなくなったもの、それがコーヒーとパンです。

大好きなんだけど、体が受け付けなくなった、というのが正しいですね。

寝起きにコーヒーとパンなんて食べたらみるみるうちに吐き気が…って感じです。

朝以外なら大丈夫なのですが、ちょっと恐怖心があり敬遠してしまいます。


でも、最近はコーヒーを美味しく飲めるようになってきました。

と言ってもコーヒー:牛乳=7:3くらいですけど(笑)


胃がなくなったらイカやタコなんかは食べられなくなると思っていましたが、

全然普通に食べられます。

食べる速さも胃がなくなる前とそれほど変わりません。

1回の食事で食べられる量はさすがに減りました。その代わり暇なし食べるようにしているので

体重も激減することなく、ちょっと痩せ型くらいを保てています。


でも、胃がなくなる前はぽっちゃり型だったので、顔のお肉がたるんでしまい、

それが今一番気になる!!


ということで、今日もせっせと造顔マッサージに励むのでありました。