サンシャイン60の非常階段
日本の巨大なビルに登ったことも思い出した。
池袋の巣鴨拘置所(巣鴨プリズン)跡、1978年に建てられたサンシャイン60。
竣工当時は東洋一の高さを誇っていた。
その名の通り60階まである。
そのビルがオープンしてすぐ、当時高校生だった僕は友人と2人で池袋に行き、そのビルの最上階を目指した。
階段で、しかも走って。
一般用の階段はないので、非常階段に侵入して一気に駆け登る。
60階まで順調に辿り着いたのだが、非常ドアを開けてフロアーに出ると警備員が待っていた。
「そこで何をしている!」
事情を説明すると、
「それはすごい! 一階までエレベータで送ってあげるよ」
きっと、このビルでそんなことをしたのは僕らが初めてだったのだろう。
逮捕されるのを覚悟していたが、ほめられてしまった。
少年の日、こんなことばかりしていた。
そんなお陰で、今の訳の分からない若者にも僕は寛容になれるのかもしれない。
Hombre de barba, hombre de valor.
若者はみな悲しい (光文社古典新訳文庫)/F.スコット フィッツジェラルド
¥780
Amazon.co.jp
........................................................................................................................................................................................................................
●
にほんブログ村
池袋の巣鴨拘置所(巣鴨プリズン)跡、1978年に建てられたサンシャイン60。
竣工当時は東洋一の高さを誇っていた。
その名の通り60階まである。
そのビルがオープンしてすぐ、当時高校生だった僕は友人と2人で池袋に行き、そのビルの最上階を目指した。
階段で、しかも走って。
一般用の階段はないので、非常階段に侵入して一気に駆け登る。
60階まで順調に辿り着いたのだが、非常ドアを開けてフロアーに出ると警備員が待っていた。
「そこで何をしている!」
事情を説明すると、
「それはすごい! 一階までエレベータで送ってあげるよ」
きっと、このビルでそんなことをしたのは僕らが初めてだったのだろう。
逮捕されるのを覚悟していたが、ほめられてしまった。
少年の日、こんなことばかりしていた。
そんなお陰で、今の訳の分からない若者にも僕は寛容になれるのかもしれない。
Hombre de barba, hombre de valor.
若者はみな悲しい (光文社古典新訳文庫)/F.スコット フィッツジェラルド
¥780
Amazon.co.jp
........................................................................................................................................................................................................................
●
にほんブログ村