方や歴史のあるフランス産、
方やニューワールドのニュージーランド産。
どんな対決になるかな?

ちなみに、飲み比べするときは
2本を同時に開けてそれぞれグラスに注いで
できるだけ時間を空けないようにして
順次香りや味わいをテイスティングしてるよ。
ではまず写真左のフランス産から。

メゾン・ルイ・ジラール ピノ・ノワール 2012
生産地:フランス ブルゴーニュ
生産者:メゾン・ルイ・ジラール
品種:ピノ・ノワール
色・粘性:緋色がかった明るめの赤、粘性は中庸
香り:ラズベリー!ラズベリー!!ラズベリー!!!
少しだけピーマン
口に含むとラムネ、パイン、レーズンなども
ボリューム:軽い◯●◯◯◯重い
タンニン:控えめ◯●◯◯◯強い
甘味:ドライ◯●◯◯◯甘い
酸味:まろやか◯◯◯●◯シャープ
果実味:スパイシー◯◯◯●◯フルーティ
アタックはフルーティな酸味。
次にクリーミーなラムネ&パインの風味。
最後に、干しぶどうやブランデーのような
濃縮された甘い香りがほのかに香りながら
さっぱりとした渋味と甘味、僅かな苦味が訪れる。
一連の流れをベリー系の風味がまとめ上げ、
シャネルの香水を思わせる
洗練されたニュアンスを持ちながら
チャーミングな印象を崩さない。
軽いのでどんな料理と合わせても
料理を邪魔しないし、逆に
料理によってワイン自身が壊れることもない。
軽いのに意外としたたかでしっかりしたワイン。
惜しむらくは、好みより僅かにドライなこと。
大学の卒業旅行で行ったパリの雰囲気を
フッと思い出させてくれるワインだった。