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都が震災がれき「問題なし」 試験焼却結果を公表
産経新聞 1月31日(火)20時57分配信
 東日本大震災で発生した宮城県女川町の震災がれきを受け入れる「東京二十三区清掃一部事務組合」は31日、同町のがれきを都内の清掃工場で試験焼却した結果を公表した。焼却灰などの放射性物質濃度は国の基準値を下回り、東京都内の一般ごみ焼却で出る値の範囲内で問題はなかった。
 2月中に工場周辺の住民説明会を実施した上で、3月に19工場で本格焼却を始める方針。平成25年3月まで1日当たり約150トンを受け入れる計画だ。
 同組合は東京23区内の一般ごみを焼却している。試験焼却は昨年12月、大田、品川区内の工場で、都内で出た一般ごみにがれきを約20%混ぜた「混合ごみ」にして2日間、実施した。
 同組合のまとめでは、焼却灰1キロ当たりの放射性セシウム濃度は大田工場で99ベクレル、品川工場で124ベクレルだった。集塵(しゅうじん)装置などに集まった飛灰ではそれぞれ2440ベクレル、1043ベクレル。
 いずれも、昨年6~12月の都内の一般ごみでの測定値(焼却灰72~1290ベクレル、飛灰353~1万3630ベクレル)内だった。国の焼却灰の処理基準は8千ベクレル。
 排水、排ガスからは検出されず、工場周辺の空間放射線量は受け入れ前後で変化はなかった。焼却灰は都内のごみと同様、東京湾内の処分場に埋め立てる。
 都は25年度末までにがれき計50万トンを受け入れる予定で、昨年11月から岩手県宮古市分を民間業者を入れて処理中。女川町分は都内の市町村で作る清掃組合も受け入れを準備している。
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