http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT869601020100726
6月シカゴ連銀全米活動指数は‐0.63に悪化、3カ月移動平均も‐0.05に低下
2010年 07月 26日 22:04 JST
[シカゴ 26日 ロイター]
米シカゴ地区連銀が26日発表した6月の全米活動指数(CFNAI)はマイナス0.63に悪化した。
前月分は、当初のプラス0.21からプラス0.31に上方修正された。
3カ月移動平均(CFNAI─MA3)はマイナス0.05 。前月はプラス0.28からプラス0.31に上方修正された。
シカゴ地区連銀は、3カ月移動平均は成長がこれまでの歴史的な傾向に非常に近い水準まで回復していることを示していると指摘し、今後1年のインフレ圧力が抑制されることを示唆しているとした。
詳細は以下の通り。
<CFNAI>
10年6月 5月 4月 3月 2月 1月 09年6月
-0.63 0.31 0.16 0.47 -0.52 0.02 -1.72
(前回) N/A 0.21 0.25 0.38 -0.48 0.07 -1.84
<CFNAI─MA3>
10年6月 5月 4月 3月 2月 1月 09年6月
-0.05 0.31 0.04 -0.01 -0.31 -0.09 -2.11
(前回) N/A 0.28 0.05 -0.01 -0.28 -0.06 -2.14
*CFNAIは、85種類の経済指標を基に作成されており、数値がゼロの場合は経済
成長率がトレンドと一致していることを示す。
数値がマイナスの場合は経済成長率がトレンドを下回っていることを、プラスの場合は
経済成長率がトレンドを上回っていることを示す。
(*´∀`)貿易黒字の日本=円高要因。
(*´∀`)連銀は悪=円高要因。
(*´∀`)ストレステスト不十分=ユロドルの伸びは止まった。
(*´∀`)ここで、どこかの業績不安材料が浮上すれば、完全に下げトレンドw
欧州ストレステスト、十分厳しくないとの見方にリスク回避再燃
[ニューヨーク為替市場オープニングコメント]
*21:35JST 欧州ストレステスト、十分厳しくないとの見方にリスク回避再燃
本日のポイント
・米6月新築住宅販売件数(予想32万戸、5月30万戸)
・日本貿易黒字拡大、アジア諸国の需要増に
・英住宅価格、1年ぶりの下落
26日のニューヨーク外為市場は、欧州ストレステストが十分に厳しくないとの見方が広がり、ユーロ買いが一段落している。
先週公表された欧州ストレステストの結果では、欧州連合(EU)は欧州の銀行に対し、35億ユーロの資本増強が必要としたが、この水準は事前の市場アナリスト予想の下限。
野村は300億ユーロ、ゴールドマンサックスは380億ユーロの資本増強が必要となるとの予想を示していた。バークレイズキャピタルは850億ユーロの資本増強が必要だと予想していた。
又、「ストレステストは、前進することには役立ったものの、好機会を逃した。銀行は資本増強を強いられるべきだった」との意見も浮上。
ストレステストにおいては、ストレステストを受けた全銀行91行のうち、ドイツのHypo Real Estate Holding AG、ギリシャのAgricultural Bank of Greece SA、スペインの5つの貯蓄銀行が不合格となったにとどまっている。
米国サイドでは、米6月新築住宅販売件数に注目。同指数は、過去最低から2番目の水準にとどまることが予想されている。米国の住宅市場は、政府の税優遇措置の終了と共に、再び悪化し2番底入りするとの懸念も強まっている。予想を下回る結果は、リスク回避に繋がる。
ドルは、中国中銀副総裁が人民元を対ドルではなく、対バスケット通貨での表示をすることを推奨したことは、ドル売り材料となる。
先週末発表された、IMM筋のドル売り持ち高は09年12月以来で最高水準に達している。
・ドル・円は、強い日本の貿易収支を好感した円買いが先行、軟調推移が続いている。
14日移動平均水準である87円63銭が上値抵抗水準となっている。
・ユーロ・ドルは、欧州ストレステストへの不信感が浮上したことが上値を抑えている。
ニューヨーク外為市場ではドル・円86円90銭、ユーロ・ドル1.2935ドル、ユーロ・円112円40銭、ポンド・ドル1.5510ドル、ドル・スイス1.0500フランで寄り付いている。
米6月シカゴ連銀全米活動指数は-0.63、前月より弱い
米6月シカゴ連銀全米活動指数は-0.63となり、前月の+0.31(+0.21から修正)より弱い結果となった。
(*´∀`)ドル円が上がることはないでしょ。