本を読む。
ここでは読んだ本の感想などを書いていきます。今日はこれ。
『ボトルネック』 米澤穂信 新潮文庫
ifという世界は小説に登場することがあります。
パラレルワールドとも言われたり,小さな差がありますが……
ボトルネックでは主人公である少年一人の存在がどれほど大きいものか,またはちっぽけであるかを感じ取れるものになっている。
そしてifの世界は残酷。
それはよりよい世界に変えるためだけの都合のいいものではなく,時に現実を直視することになる。
自分が何をなしてきた結果で現在があるのか?
現在は満足のいくものなのか?
まぁ後悔しない人のほうが少ないと思いますが……
このお話の結末も報われないと感じる人がいるかもしれません。
最後に少年が思うことは何か。
是非読んでもらいたい作品です。