四月十七日 | やるせない読書日記

やるせない読書日記

書評を中心に映画・音楽評・散歩などの身辺雑記
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 昨日も穏やかな天気。

 

「 ボーヴォワールとサルトルに狂わされた娘時代」という本を読む。筆者はユダヤ人で

 

リセの哲学の教授を勤めていた。1921年生まれなので多分、既に鬼籍に入っている人

 

だろう。サルトルの奔放な女遊びは有名だが、バイセクシャルのボーヴォワールに仕込ま

 

れて、サルトルに紹介されたのが17歳の時でサルトルは34歳、その後、サルトルと関係

 

を持ち、ボーヴォワールともレズビアンの仲は続き、奇妙な三角関係を形成する。まあ、こ

 

れはサルトルにとっては珍しいことではなく、人を変えてしょっちゅうこんな事をやっていた。

 

 凡人には不道徳に見えるが、ボーヴォワールもサルトルも内心は後ろめたかったようで

 

ある。男をつなぎ止めておく為に若い愛人を紹介するボーヴォワールの存在も随分と可哀想

 

であり、なーんか、こういう人が「第二の性」で女の自立を説くのもどーなんだと思うが、誰も

 

「第二の性」なんて本気になって読んでいないからいいのではないか。

 

 大体、太宰治の女なんて文学少女くずれでブスばっかだが、サルトルはいい女ばっか、食って

 

いたというのが気に食わないというか羨ましい。

 

 昨日はやっと二週間ぶりで掃除をした。毎日、やればさほどの事ではないと分かっていても

 

どうしてもダメだ。それも、全部、終わらず今朝も掃除。

 

 今日は午前中は掃除して、午後、本を読んで、夕方、歯医者の予定。