昨日も穏やかな天気。
「 ボーヴォワールとサルトルに狂わされた娘時代」という本を読む。筆者はユダヤ人で
リセの哲学の教授を勤めていた。1921年生まれなので多分、既に鬼籍に入っている人
だろう。サルトルの奔放な女遊びは有名だが、バイセクシャルのボーヴォワールに仕込ま
れて、サルトルに紹介されたのが17歳の時でサルトルは34歳、その後、サルトルと関係
を持ち、ボーヴォワールともレズビアンの仲は続き、奇妙な三角関係を形成する。まあ、こ
れはサルトルにとっては珍しいことではなく、人を変えてしょっちゅうこんな事をやっていた。
凡人には不道徳に見えるが、ボーヴォワールもサルトルも内心は後ろめたかったようで
ある。男をつなぎ止めておく為に若い愛人を紹介するボーヴォワールの存在も随分と可哀想
であり、なーんか、こういう人が「第二の性」で女の自立を説くのもどーなんだと思うが、誰も
「第二の性」なんて本気になって読んでいないからいいのではないか。
大体、太宰治の女なんて文学少女くずれでブスばっかだが、サルトルはいい女ばっか、食って
いたというのが気に食わないというか羨ましい。
昨日はやっと二週間ぶりで掃除をした。毎日、やればさほどの事ではないと分かっていても
どうしてもダメだ。それも、全部、終わらず今朝も掃除。
今日は午前中は掃除して、午後、本を読んで、夕方、歯医者の予定。