寒暖の差が激しい | やるせない読書日記

やるせない読書日記

書評を中心に映画・音楽評・散歩などの身辺雑記
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今日は二十度くらいにしかならないはずがなんの事はない昼間になると暑い。


いやになっちゃうよね。頭のたがが緩んでみんな亀田親子みたいな顔になったらどうしよう。


朝晩は涼しくなるが、それでも今時に気温にしたら暖かい。昨晩はダラダラ格付けを見てしまう。


中々、面白かったが、柳原可奈子少し失速気味。からむなら青木さやかではなくしずちゃんとか


らんで欲しい。柳原もしずちゃんの域にはまだまだ及ばない。色川武大の本をパラパラ読む。


「練馬の冷やしワンタン」というエッセィがある。


色川武大が練馬区の豊玉南に住んでいた事があり文中練馬駅近辺を散策していたことが書いてあ


る。僕も二十四、五年前だろうか練馬に職場があり、昼飯を定食屋で食べているとき、その二階にあ


った店の窓から下の道路を半ズボンをはいた色川がもっそりと歩いているを見た記憶がある。奥さん


らしい女性と一緒だった。「練馬の冷やしワンタン」にこんなことが書いてある。



 私は今、練馬駅前の通りの、ドーナッツ屋の横丁の”美々”という御飯屋さんのファンになっている


 カウンターに五、六人、腰をおろすといっぱいになるようなせまい店で、夫婦らしい若者が二人でや


 っている。変哲もないといえばまったくそのとおり、目立たない店である。


冷やしワンタンというメニューがある店で炒飯もうまいと書いてある。この店は僕も練馬にいた時、昼食を


食べにいった。普通の中華で随分昔に店を畳んだ。色川武大は仲の良さそうなかわいい若夫婦と書いて


あるが、僕の知っている限りではよく喧嘩していた。旦那も男前で奥さんもそれに似合った美人で女の子


がいてその子の名前が「美々」じゃなかったか。うろおぼえではあるが。まあそんなに通ったわけでも思い


入れがあるわけでもないが、炒飯は美味かった気がする。でも確かに何の変哲もない店で小説家でも


ウンチクを垂れるほどでもない普通の店で食事をするのかなと思った。


ちなみに冷やしワンタンってなんじゃらほいというと。


冷やしワンタンの上に、トマト、レタス、玉子焼き、蟹、ハム、わかめ、胡瓜がのっている、値段は五百


五十円である。


うまいかもしれない。若い頃は食い物なんてどうでもいいと思ってたので関心もなかったがいいメニュー


かも。


その他、佐木隆三の「死刑囚 永山則夫」をすこし読む。この人の本、初めて読んだが簡潔でいい文章だ。


エヴァンスを聴きながら就寝。