商品発売記念「シルフィード」担当者インタビュー | プラム・スタッフ ブログ

商品発売記念「シルフィード」担当者インタビュー

皆さま、お疲れ様です。


PLUM(プラム)宣伝担当Tです。


今回はプラスチックキット「シルフィード」発売記念として、

担当者・企画Yに登場してもらい、色々聞いてみようと思います。

みなさまが抱いていた疑問も解けるかもしれません?



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宣伝T: では「シルフィード」の商品企画担当Yさん、宜しくお願い致します。


企画Y: 「シルフィード」企画担当Yです!よろしくお願いしま~す。え~と、どのあたりから

お話しましょうか?


宣伝T: まず、このシリーズを企画した状況などから、お願いします。


企画Y: PLUMブランドのスタート時に「プラスチックキット」をやっていきましょう!ということ

は決まっていたんで、メカモデルでまだ他社さんあまり商品化してないカテゴリー、って事

で提案しました。シューティングゲームのプレイヤー機って、自分を含めて皆さん結構思い

入れっていうか感情移入してると思うので、潜在的な人気はあるんじゃないかと思ってました。

宣伝T: 確かにゲーム中では、自らの分身になりますからね。そういった感じでシューティングゲーム

      の機体からプラモデル化っていうのは理解できたんですが、何故「シルフィード」ですか?


企画Y: ああ、良く聞くフレーズ!しかも「なぜ今!?」ですよね。


宣伝T: そうです!「なぜ今!?」


企画Y: はっきり言って「僕がほしかったから」…というのは冗談で、90年代前半くらいのゲームコン

      テンツって、僕らの世代にとって、かなり「熱い」わけですよ。僕はいま30代中盤なんですけ

      ど、その世代が高校~学生の時代って、みんな、かなりゲームにハマり込んでた気がするん

      ですよね。僕の周りだけかもしれませんが…。

宣伝T: う~ん、僕は20代中盤なので、そのあたりの感覚は分かんないですけど…かなりノスタルジ

      ー入ってますね(笑)


企画Y: それもあります(笑)でも実際、「同じタイトルを多くの人が」プレイしているって状況は相当

      あったと思いますよ。「シルフィード」を発表させて頂いてから、多くのみなさんが知っている、 

      って状況が分かりましたから。


宣伝T: 「自分だけがファンだと思っている」人が、実は大勢いた感じですよね(笑)

      では、さらに突っ込みますが、その90年代ゲームコンテンツの中から「シルフィード」

      をチョイスした理由はなんなんですか?

企画Y: それこそ「僕が欲しかった」…ではなくて……そうですね、月並みですけど、機体のデザインの

秀逸さですね。あとゲーム中のCGムービーがかなりカッコいいので、そこも含めてメカファン

にはぐっとくるものあるので、立体化すれば支持されるとは思ってました。

宣伝T: では、次に造形段階のお話など聞かせてください。


企画Y: 先ず原型を製作するんですが、いわゆる「手原型」(3Dデータの加工などでない、

手作りの事)なんです。「シルフィード」も今回このキットの為に作り起こしてます。

原型はこんな感じでしたね。

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宣伝T: 今どき「手原型」!?って言われません?


企画Y: 言われます(笑)イベントや展示会などでお話する方、ほぼ全員に!


宣伝T: 原型段階で気を付けた点ってあります?


企画Y: 原型師さんには、「あまりに細かい(薄い)部分は厳しいですよ」という話はしたんです

が、それ以外はあまりプラモデルを意識しないで造ってもらいました。始めからプラモデル

にするためのものってやると、マニア度っていうか、メカファンが「ニヤリ」って部分が無くなって

いく気がして。



宣伝T: 具体的には、どのあたりでしょう?


企画Y: 下部武装の接続部シリンダーのダンパー部とか、後部ノズルとかですね。
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宣伝T: 武装接続部はかなり細かいですよねー。ノズルのフィンは形状的に複雑な感じですよね。


企画Y: ここは何とか頑張って、分割・設計してもらいました。プラモデル化を意識しすぎていたら

もっと単純にしたかもしれませんね。

      

      ちなみに設計の段階でこのような形になるわけです。
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宣伝T: なるほど、ここで初めてデータになるわけですね。そのほか原型→製品にする際に、

      こだわったとことあります?


企画Y: キャノピーとか機首上面のパネルですね。


宣伝T: キャノピーはどのあたりが…。


企画Y: キャノピーはスライド金型といって上下方向の金型では成型できない形状を再現する際に、

      使う特殊な構造で成型してもらいました。こんな感じです。
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宣伝T: そうなんですか?全然意識してませんでした(汗)


企画Y: あと、機首上面のパネルですけど、これも機種の左右分割でモールド再現できないので、

      分割してます。エアブレーキっぽい感じになったんで個人的にはかなり気に入ってる部分です!
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宣伝T: なるほど…話がどんどんマニアックになっていくので、そろそろ締めようかと思いますが…。


企画Y: いや、まだ色々話したい事が…。


宣伝T: じゃ、今度製品サンプルで作例とかやって下さいよ。その時にまたマニアック話をしましょう!!


企画Y: が、がんばります…。


宣伝T: では、最後に本シリーズの次の展開などを語ってください。


企画Y: 次は、既に告知させて頂いてますが「ダライアスバースト」より「“レジェンドシルバーホーク

      バースト」を予定しいています。「シルフィード」のバリエーションキットも検討中って感じです

      ね~。あとは…アレとかコレとか…。


宣伝T: 色々予定されてるってことですね。


企画Y: そうですね。今後もよろしくおねがいします!!



という事で、いかがでしたか?

企画Yが「シルフィード」作例を作ってきた時には、また「シルフィード」マニアック話をお送りする

予定ですのでお楽しみに!


ではでは!




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