さよなら夏の日(山下達郎)、Summer Vacation(竹内まりや&村田和人)と、夏の終わりを告げる唄を思い出してしまった。12日もすればSeptemberだ。


きょうの東京、涼しめだと感じた。そんなことで、夏の終わりを告げる唄を思い出してしまった。でもちょっと待て、出勤前の時点で26-27度と、熱帯夜であったことを裏付けるような気温ではないか。慣れとは怖いものです。


達郎&まりやの夫婦の名前を出してしまうと、「納涼夫婦放談」になってしまう。JFNの回し者のようになってしまった。8月の最終週とその前の週に放送されるものだ。第○日曜日と書かないパターン、隅田川花火大会(7月)と浅草サンバカーニバル(8月)の最終土曜日ぐらいしか思い浮かばない。


井崎脩五郎の与太話の間に「納涼夫婦放談」、毎年のことです。

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今日の日経には、IT関連でネタにできそうなことがドン! と出てきたので、書いてみることにした。

  • DELLが15%増益、hpが6%増益とコンピューターの世界では戻り歩調
  • IntelがMcAfeeを買収
  • シャープが月内(=8月中)に液晶テレビ用パネルの生産調整に入る
  • 日立・オムロンなどが高機能電子部品(MEMS)の共同開発に乗り出す

DELLやhpの増益は、5-7月期のもので前年同期比のもの。世界中で「補助金」という名のの税金による景気下支えを間接的に受けたおかげだろ、と冷ややかに見てしまった。景気対策が打ち切られると、その恩恵を受けたところはしぼんでいくので、そこからのコンピューター需要は減らざるを得ない。


IntelのMcAfee買収は額面通り。MicrosoftやIBMがやってきたことと大差なし。OracleがSunを買収したのとも同列に扱ってかまわない感じ。


シャープの生産調整は、補助金需要の先食い効果が剥落した結果だろとみるしかない。サムスンやLGに、海外需要が食われたせいとも考えられなくは無いが…。


日立・オムロンなどが高機能電子部品(MEMS)共同開発の件は、参加する14社に並ぶ社名をみて、ある意味納得してしまった。日立が主導権を握りたいのだと。2社以外にパナソニック電工、三菱電機、大日本印刷の名前が出てきたが、3社とも日立に一目置かざるを得ないと理解できてしまう。
パナソニック電工(Panasonic Electric Works Co., Ltd)の代わりにパナソニック(Panasonic Corporation)が出てきたら手に負えなさそうだ。東芝・富士通・NECには「分野別負け組み連合」以外でかかわりたくもないはず。TDK、京セラ、キヤノンでもムリ。

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きょうの東京株式は、8月のフィラデルフィア連銀景気指数が予想に反して悪化したことに伴う米景気の回復鈍化懸念再燃と、それが呼び起こしたドル安のせいで安く始まった。ほぼ寄り底で、その後は持ち直し方向に向かったものの、10時半に開いた上海株式のマイナスが効いてしまいそれも台無し。後場は、個別には時差攻撃で個別に下げが起きる感じになってしまい、株価指数にもそんな動きが反映されるようになってしまった。
昨日の上げは帳消しを通り越して、さらに下げる形。有無を言わさず全面安になってしまった。


きのうはGMが再上場を申請し、きょうはJALが2012/3までに再上場を検討しているとのニュースが流れた。安直過ぎる。きのうのニューヨークの下げも、今日の東京の下げも、こうした上場報道で呆れた一面もあるのではないか?


日経平均 9,179.38 ▼183.30
TOPIX    829.59 ▼14.39
JASDAQ    48.29 ▼0.15


ここでは、日常的にKDDIを遡上に上げているが、きょうも遡上に上げざるを得ない形となってしまった。日足でみればさほど驚けない動きを取って来ている一方、日中の値動きは毎度のように激しいのがこの株の特徴だが、きょうも激しかった。
9時の寄り付きで、値幅制限(7000円)いっぱいになっても、売りが多くて寄り付けなかった。次に気配値を切り下げられるのは5分後で、さらに7000円まで下げが可能となるが、8000円安(の419000円)で寄り付いた。しかし、この株は、寄り付きの時点では2%に近い8000円安なんてやりすぎだったので、その後は420000強で取引される形に。寄り付きでいつもオーバーシュートする傾向があるが、きょうも例外ではなかった。しかし、上海の下げが効いてしまった相場の流れで、終わってみれば始値=終値の上髭。いったいなんだったのか・・・(419000▼8000)
PBRが5倍を超えるソフトバンクですら自社株買いをやっているのだから、PBR1倍割れのKDDIもやらんといけませんな。


10時半過ぎに、ファーストリテイリングがヌルッと下がった。それまでの12700弱から12600弱へ。13時29分には12470まで。今週の同社や全体の動きからは追証が出るような雰囲気は感じられないし、売り仕掛けをやるような相場でもなかった。中国進出を加速させようって会社なので、上海の寄付きが下であることを見て売りに出たムキがいたと考えるのが正しそう(12510▼340)。


それから昨日、「JR東日本とJR東海は割安ですよ」と書いた件で大恥をかきそうになったが、JR東日本に限れば一時ではあれプラスになっていたので幾分マシって感じ。JR東海は70万割れと、きょうも下値を追いかけている感じだった。やっぱり下げ過ぎ。
JR東日本(5430▼60)、JR東海(690000▼11000)

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いい加減、為替介入しろといいたいところなのだが、過去の為替介入で30兆円もの含み損があると聞いた。為替介入しないと経済が持たないとなり、為替介入で含み損を増やすと国家財政がさらにまずくなる。お役人の運用ベタのせいで、採るべき対策もとれずに・・・とやりきれなさだけが募ります。
既存の橋梁維持管理より、新規道路建設のほうを優先し評価するようなのと似たヘタクソさ。全国あまねく発展させようと空港や港湾を作ったら、韓国(仁川空港と釜山港)を利する形になってしまったのも似たようなもの。
死んでしまった人を、行方不明のまま放置しておいて、年金や祝い品をむしりとられる形になっていることも。きょう、大田区で発覚した。
運用ベタで国富を台無しにするマネ、いい加減に止めて欲しい。


きょうのカキコは、以上です。