ドラマ「アンダー・ザ・ドーム」 | 渋谷宙希のブログ

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去年の年末にいろんなアニメを見てみようって思ってちょこちょこ見ていたんですけど、いまいち面白い作品には出会えませんでした。
 
 
で、年が明けてからは海外ドラマを見てみようと思いみたのがこの作品です。
 
 
原作アメリアを代表する作家スティーブン・キングなんで、もう間違いないでしょうって感じですね。
 
 
で、全シーズン3まで見た感想なんですけど
 
 
凄く面白かった!
 
 
です。
 
 
正確には
 
 
シーズン1と2は凄く面白かった!
 
 
でしょうか。
 
 
シーズン3は正直ちょっと微妙でしたが、全体的には楽しめました。
 
 
なんの変哲もない田舎町チェスターズ・ミルがある日突然、透明のドームに覆われ完全に外界から隔離されてしまう。
 
 
という設定です。
 
 
巨大なドームが一体なぜ現れたのか?目的は?何者の仕業か?
 
 
など、様々な謎がさらなる謎をよぶ物語で、1つの町が主役で、謎が謎をよぶ展開といえば大好きな海外ドラマ
 
 
「ツイン・ピークス」
 
 
を彷彿をさせる内容にかなり、ハマりました。
 
 
主な登場人物は
 
 
元特殊部隊のバービー
元新聞記者ジュリア
町唯一の町政委員のビッグ・ジム
ビッグ・ジムの息子のジュニア
ジュニアの幼馴染のアンジー
アンジーの弟ジョー
たまたま町を通りかかった問題児ノリー
保安官のリンダ
 
 
他にも様々な登場人物の人間関係が複雑に絡み合いながら物語が進行していきます。
 
 
ただ、沢山の人物が登場するんですけど、特に魅力的な人物がいないのがこのドラマの惜しいところです。
 
 
特に女性陣が微妙でした。
 
 
一応、主役っぽいのがバービーで、ヒロインっぽいのがジュリアなんですけど、ジュリアはそれほど美人でもない。
 
 
 
 
 
物語の中で重要な人物の1人で、ジョーとの淡い恋の行方も気になるノリーは絶対に美少女じゃないとダメな感じなのに、美少女ではないんですよね~。
 
 
 
 
これが本当に惜しい!
 
 
シーズン2で謎の美少女メラニーが登場するんですけど、この子もそれほど美少女ではないんです。
 
 
 
 
監督の趣味かしら。
 
 
物語としては、閉鎖された田舎町の中で様々な思惑を抱えた大人たちと、ドームの謎に迫ろうとする少年少女たちの謎解き的な展開が同時に進行していきます。
 
 
 
 
その辺の物語の進め方はよかったと思うんですけど、物語のかなり早い段階で住民の暴動が起きたりするんです。
 
 
暴動早っ!
 
 
って思いました。
 
 
この先どーすんだ?
 
 
って思ってたら、なぜか暴動は消えてなくなるんですよね。
 
 
この物語の中では、解決してないのに、もうなかったことになってることが結構あったりして、その辺は結構荒唐無稽な感じがしました。
 
 
でも、そんな荒唐無稽な話のほうが面白かったりするんですよね。
 
 
個人的にこのドラマのハイライトはシーズン1の第5話です。
 
 
この回は、軍がドームを破壊するためにミサイルを撃ち込むというお話。
 
 
ミサイルによって、ドームどころか町の住人も全滅してしまう!
 
 
ってなり、みんなで地下に避難するんですけど、ジョーとノリーの高校生コンビは外にいるんです。
 
 
ミサイルがドームに着弾する瞬間に2人は初めてのキスをします。
 
 
 
 
 
このシーンが本当に素晴らしい!
 
 
世界の終わりにファーストキッスですよ。
 
 
こーゆーロマンス凄くいいです。好きです。
 
 
「マチネー 土曜の午後はキッスで始まる」や、「セイント・クララ」や、「ドニー・ダーコ」など自分の好きな映画に通じるテーマがここにあって凄くいいな、って思いました。
 
 
物語の本筋よりもこのシーンにグッときました。
 
 
キャラクター的にはなんといっても最高なのはビッグ・ジムでしょう。
 
 
 
 
この人はとにかく最低で最悪なオッサンなんですけど、最悪過ぎて一人だけめちゃくちゃキャラクターが立ってるんですよ。
 
 
他のキャラクターがいまいちなのに対して一人だけ立ってるもんだから、もう最初から最後までいい意味でも悪い意味でも活躍しまくりです。
 
 
この物語の面白いところは敵が味方になったり、味方が敵になったりとコロコロ攻守が入れ替わるところです。
 
 
ビッグ・ジムもある時は最悪の敵だけど、ある時は心強い味方になります。
 
 
逆もあります。
 
 
味方だった奴が敵になったりと、かなりこの入れ替わりが激しいので、誰が本当の敵で誰が味方なのか?というのがわからない感じがいいです。
 
 
主人公クラスのバービーやジュリアは基本的には終始いいやつで、これがちょっと終盤のしょーもない展開を誘ってしまった感じがしますね。
 
 
ジュリアは何というか、博愛主義者のような人なんですけど、凄く性格が悪い!この性格の悪さが終始目についてしまうんで、キャラの魅力が全く感じられないんです。
 
 
バービーも最初は悪者っぽい感じで登場するのに、実はめちゃくちゃいいやつで、縁もゆかりもない町のために命を懸けて尽力します。
 
 
なんでそこまで?って思うくらいの大活躍です。
 
 
その分、毎回のようにボコボコにされるんですけどね。
 
 
この2人がもう少し魅力的なキャラクターだったらもっと面白かったのになぁ、って思います。
 
 
その辺が「ツイン・ピークス」にはなれないところでしょうか。
 
 
キングの原作小説もぜひ読んでみたいと思いました。
 
 
気になった方はAmazonビデオで見れますのでよかったらどーぞ。
 
 
 
 
予告編
 
 
 
 
 

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