映画「ブリングリング」 | 渋谷宙希のブログ

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「ブリングリング」
★★★☆☆







2013年のアメリカ映画。



現時点でソフィア・コッポラの最新作。



彼女の作品は常に一定のクオリティがあり、自分の好みに合っているので安心して観たんですけど、この作品に関しては


凄くいい!ってほどでもなかったかなぁ。



実話を元にしたクライム映画。


服装もダサくて、冴えない青年マークは華やかな女の子レベッカと出会う。


レベッカは盗み癖のようなものがあり、鍵がかかっていない車から金品を盗んだり、旅行で出かけている知り合いの家に入って金品を盗むという行為を繰り返していた。


一緒に行動していたマークも最初は抵抗があったが、大金を手にし、服装もオシャレになり、派手な遊びを覚え、何よりレベッカに心を奪われていく。


ある日、レベッカはパリス・ヒルトンが海外へ行っていることを知り、マークにパリスの住所を調べさせる。


そして、パリスの自宅に侵入し、豪華な洋服や鞄、宝石などを盗んで帰る。


それからは仲間を増やし、セレブといわれる人々の家を荒らしまわるのだが、次第に足がつくようになり・・・・・・





という内容なんですが、まず驚いたのが


セレブの家、簡単に侵入され過ぎ!


ってことです、実際はどうだったのかは知らないんですが、映画ではパリス・ヒルトンの家に入る時は玄関シートの下に鍵が隠してて、それで堂々と玄関から入るんですよ。


シートの下に鍵!?そんな奴が本当にいるなんて!しかもセレブですよ!パリス・ヒルトンですよ!!


しかも、入られたとしても何らかの警備システムがありそうなもんなのに、それらしいものはないんですよねー。


パリスの家にあったこの↓クッションはウケた。


他のセレブの家にもいとも簡単に侵入してしまうんです。


どれだけセキュリティ甘いんだよアメリカ!


治安のいい日本の方がよっぽどセキュリティはしっかりしてるなぁ、と思いました。


セコムとか。


主人公たちの若者グループは、さも楽しそうに盗みを繰り返し、学校の友達に普通にそのことを話し、Facebookに戦利品をアップしたりするんですよね。


日本でも一時気話題になった


バカッター



の最強版だな、って思いました。


本当にバカなんですよ。


でも、この映画の良さはそこにある気がします。


底なしのバカ。


若気がいたりまくってる感じが最高なんです。



とにかく、楽しそうに、なんの悪びれることもなく、はしゃいでい盗んでるその姿が本当にバカバカしくて最高なんです。




一瞬とはいえセレブな洋服を着て、セレブなパーティーをして、セレブ気分を味わえたんだから警察に捕まっても悔いなしでしょう。



その上、ニュースで大々的に取り上げられて、マークのFacebookには200人の友達申請が来たんだから、冴えない青年だった彼にとっては逮捕されてヒーローになれたわけです。


いけすかないセレブ連中をギャフンと言わせた!



ってことで支持する人がいるのも、なんとなくわからなくもない気がします。


お金が有り余ってるところから盗んでなにが悪い!



ってなもんでしょう。


パリス・ヒルトンなんかが本人役でちょこっと出てるのも面白かったです。


しかし、映画としては内容が少し薄い気がしましたね。


映画のほとんどはものを物色しているシーンなので途中からちょっと退屈になってしまいました。


でも、音楽のセンスなんかはやはり流石だな、って思いました。


この映画はセレブというもにの空虚な感じや、情報化社会の怖さなんかを表してるんじゃないか、って感想もあるようですが、僕は単純にバカ映画として観ました。


まか青春映画として観るのが正しい観方なんじゃないかなぁ~って思いましたね。




予告編






























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