VS 悪性リンパ腫 -4ページ目
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始まり

このブログは、今も続いている闘病生活のまとめです。


病気が発覚したのは健康診断でした。
結果が届き、判定を項目毎に順番に見ていくといつも通りです。
しかし最後に見た総合判定では最低ランク。


肺炎の疑い


なるべく早く病院へ検査をしに行くように書かれた紙と、どこにでも使える紹介状が入っていました。
レントゲンで引っかかったようです。


確かに一年前から忙しくて体調を崩しやすい日々が続いていました。
年が明けてからは37度前半の微熱も続いていたのですが、週末にしっかり寝て治していたつもりでした。

これは少しは休めというメッセージかな、と都合良く捉えて気楽でした。

職場の周りは病院が多い地域でしたので
何も考えずに一番近くへ予約を入れ、翌週に診察へ行くことに。

肺炎なんてすぐ治ると思っていたので、会社や両親に軽く伝えただけでした。
インフルエンザにかかってしまったような感覚でいました。


そして診察当日、担当は30代後半の若い先生でした。
紹介状を見せて、また院内のレントゲンを撮ってから診察室へ戻るように言われ、その通りにして呼ばれました。

部屋へ入ると雰囲気が重く、先生もレントゲンを眺めながらシリアスな表情です。
「今までに何か大きな病気をされましたか?」
「アスベストの入った建物に長くいたり、または扱う仕事をしていましたか?」
と聞かれながら、ゆっくりレントゲンを説明してくれました。

レントゲンは通常、骨や内蔵は白く映ります。
心臓と鎖骨の間には何も映っていない、黒いのが正しい状態ですが、
私のは真っ白でした。
左の胸に何かあるようです。


「これは…詳しく調べてみないと何とも言えません。
すぐに入院の手続きをした方が良さそうです。お仕事大丈夫でしょうか?」

「え…?」


これが始まりでした。
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