プラセンタを選ぶときの基準は様々ですが、比較的高価格なサプリメントなだけに内容成分を比較する場合が多いと思います。
そこで、各社のプラセンタ商品の成分表示をみてみると
プラセンタ原末、プラセンタエキス末、プラセンタエキス、原液換算、などなど。
表記の違いがあることに疑問を抱かれた方も少なくないのでは?
■プラセンタ原末とは?
プラセンタ原末、(=プラセンタエキス末)とはプラセンタエキスから余計な水分を飛ばしたものです。ここでもし濃度の薄いエキスの場合、原末は非常に少ない量しか残りません。そして出来上がったプラセンタ原末は濃度100%。
比較する際は原末量で判断することが大切なのですね。
ただしここで注意が!原末でも薄める方法があるのです!それは、スプレードライ製法でデキストリン(デンプン)などを混ぜ、原料の調達具合に合わせて、混ぜる量を調整したりすることも可能だそう。スプレードライ製法で作られた原末は、70%~50%程度の純度の低いものになります。
え!?それは厄介だな!
でもご安心を。フリーズドライ製法を用いると100%原末になります。
※フリーズドライ製法とは、抽出したエキスをマイナス40℃以下で瞬間冷凍し、その後に細かく砕き、その粉末を真空状態に近くまで減圧して水分を昇華、乾燥させるのがフリーズドライの製法
※スプレードライ製法とは、抽出したエキスを熱風で瞬間的に乾燥させることで粉末状にするという製法。
どちらの製法を用いているかという判断は、成分表示のたんぱく質の量を見ると分かります。
フリーズドライ製法のプラセンタはアミノ酸などの栄養成分を100%近く維持できているので、たんぱく質の量が多ければ多いほど純度が高いということになり、フリーズドライ製法と分かるのです。
■プラセンタエキスとは?
プラセンタエキスとは、プラセンタを原料として酵素分解・酸分解などで抽出した液体またはペースト状のもので、製造段階で加える水分の量によって濃度が濃かったり薄かったりします。
また濃度を操作することもできるとのこと。なので、同じエキス換算30,000mgでも、A社とB社では実は濃度に大きな違いがあったりするそうです。
え!?そんな!またまたそれはちょっと厄介だな。。。ということはメーカー側に問い合わせでもしない限り(問い合わせても明確な答えが返ってこないメーカーもあったりするとか?)有効成分がどれだけ入っているかは、分からないじゃないですか!
それってとっても消費者目線に立ってなくて、数値で効果が出そうなイメージを植え付けているような気がするのは私だけでしょうか?
そして原液換算とは、粉末状にする前の、水分や不純物を取り除く前のプラセンタエキスに換算するという意味です。そして、カプセル・錠剤・粉末タイプはプラセンタ原末での表示、ドリンクタイプはプラセンタエキスでの表示が一般的です。
ここでひとつ疑問が。
カプセルや錠剤でもプラセンタ原液換算や原料換算○○○mgと謳っている商品もありますが、いったいなぜわざわざ逆算するようなことをするのかと。カプセルの時点で粉末なのだから、ややこしい表記をしないで、原末○○mgでよくないですか?
少し前述した内容と被りますが、私にはどうしても数値の大きさでお得感や効果的に見せかけているとしかやはり思えません。効果云々の前に信用性に欠けるのは避けるほうが無難かもしれません。(商品戦略としては間違ってはいないのでしょうが…)
●まとめ●
・プラセンタ原末、プラセンタエキス末で正しい比較ができる
・原末での比較の際、たんぱく質の量が多ければ多いほど有効成分が多い=効果が期待できる
・紛らわしい数値に惑わされないように。
確かに、原末とエキスの違いがはっきりしないと、数値が大きい方がたくさん有効成分が入っていると思ってしまいますよね。
商品に自信をもっていれば必ずリピーターはつくし、何しろ効果の表れ方に違いが出てくると思います。
正しい数値の判断知識を持つことが大切なのですね♪
母の滴プラセンタEX☆愛飲日記☆