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魅力プロデューサーのみなみなおこですラブラブ


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今日は、コンビニ向けプレミアムビールのアンケート調査での

気づきをシェアしたいと思います^^


突然ですが・・・


「店頭に以下の3商品が並んでいたら、あなたが最も買いたいと

思うビールはどれですか?」1397104032308.jpg


(掲載元:日経MJ新聞 アンケート:2014年2月下旬、ネットアンケート調査310人)


A=サントリー酒類 「深みの贅沢」

B=キリンビール 「グランドキリン ジ・アロマ」

C=サッポロビール 「エビス ロイヤル セレクション」


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みなさんは、店頭にならんでいたら、どれを購入しますか?


国内ビール市場が縮小する一方で、素材や味にこれまで以上に

力を入れたプレミアムビールの市場が勢いづいているようです。


さらに特に競い合っているのが、このコンビニ向け商品。

各社、独自性のある商品を先駆けて売りたい。


そういう機運が高まっている中で、消費者アンケートでも

51.9%の消費者が選び、実際の売り上げでもヒット商品となったのが


B:キリンビール <グランドキリン ジ・アロマ>


「来客に出したい」

「高級感がある」

「苦みが強そう」

「コクがありそう」


といった部分で、ほかのAやCよりも評価が高かったそうです。


ここで、注目したい調査結果が、


”買いたいビールはどれか”


という質問では男女差はそれほどなかったのに


”パッケージデザインの評価”


で、Bが大きく差をつけて評価が高かったようです。


つまり、


ビールの素材や味も良質なものが選ばれる市場の中で

その味自体が、選ばれる理由になっているのではなくて、


「見た目」


が選ばれる理由になっているということなんですね。


具体的には、


Aの「深みの贅沢」のロゴが女性からの評価が高くなくダウン

「高級感がない」

というコメントが多かったようなのです。


Bのラベルは、女性からの評価が高く

「かっこいい」

「来客に出したい」


という評価が高かったようです。


Cでは、女性は

「えびす」のイラストを評価する意見が圧倒的でしたが

男性が注目するのは、「YEBISU」のロゴと

ブランド名を見る傾向があることがわかりました。


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なぜ、コンビニ向けのプレミアムビールは、

見た目で選ばれるか。


ここからは、私の推測ですが・・・


”プレミアムビールを飲みたいとき、買いたいときは

いつ、どんなシチュエーションなのか”


ここがキーポイントになっているような気がします。



1  週末の楽しみとして


2 仕事を頑張った自分のご褒美として


3 友達が遊びにくるから用意しておきたい


4 プレミアムビールを毎日飲める自分でいたいから


などなど、いろんな目的やシチュエーションが想像できますが


どれも共通していえるのは


”ちょっぴりかっこいい気持ちになれる”

たとえば、そんな感情ではないでしょうか。

そこを消費者は、無意識レベルで根っこに思っているわけです。


そこの価値をちゃんと満たせているのは、A・B・C でいうと・・・

パッケージデザインでは、Bが選ばれたわけです。


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どうせ買うなら。

どうせ頼むなら。


商品やサービスが多様化して、情報もたくさんあるなかで

どこで選んでもらうか、そんな時代だからこそ


機能的な価値と言われる

味・素材・品質・実績・知名度、そこだけで選ばれる時代はもう終わってしまいました。


だからこそ、機能的価値はもちろん向上させつつ


上記の

”ちょっぴりかっこいい気持ちになれる”


そういう、情緒的価値をしっかりおさえることが

かなり大事になってきていると思うのです。


商品など、目に見えるカタチに残るようなものでなくても、

コンサルタントだろうと、セラピストだろうと


無形のものこそ、有形の魅力は力を入れたいところです。

写真であったり、HPデザインであったり、信念やビジョンだったり

着ている洋服のセンスだったり、外見のしぐさだったり

日常のライフスタイルであったり、おもてなしサービスだったり


そこに、情緒的価値があるのです。


パッケージデザインは、商品の中身とはなんにも関係ないかもしれない。


だけど、実際、人は自分たちも、無意識のうちに

情緒的価値で直感的に判断しています。


それくらい人に対して、

どんな印象を与えたいか。

どんな気持ちで利用してほしいか。


考えて仕事をしていくことを忘れてはいけないなと思いました。



黄色い花 きょうのブランドの種まき 黄色い花


自分が来てほしいお客さまは、

どんな気持ちで、自分のサービスを利用したいんだろう。


それは機能的価値ばかりではなく、

もっと直感的なもの。


本当に来ていただきたいお客さまに


ダサいビジネスしてるな。


って思われたくないよね?

それは、外見だけでなく、中身もね。


逆に、実績や知名度や技術もないような人が

たくさんのお客さまに囲まれて、しっかりお金を増やしている人もいる。


何が違うか。


それはやっぱり、お客さまのことを

表面的に見ているか、深く見ているかの差なんだと思う。


消費者の心理をついて、買わせるんじゃなくて

消費者の心にスイッチをいれて、向うから買いたいといってもらえる

ファンを増やしていく。


そんな長期的ビジネスができる人になろうキラキラ