一国の主が、責任転嫁とは・・・ | Be! Ambitious! BLOG

一国の主が、責任転嫁とは・・・


自民党が作ったビラに「特定できない年金データを生み出してしまった基礎年金番号統合を主導決定したのは当時の厚生大臣の菅直人氏だ」という批判文を出して責任転嫁しているようです。


これは「某元キャリアの刺客女性議員」が作成したらしいのですが、それだけで終わっていればこの女性議員のせいで済んだりでしょうが、首相がテレビの前で言っちゃってはおしまいですね。


基礎年金番号一元化を決定した時の大臣は菅氏ですが、それを閣議決定したのは首相だった自民党の橋本龍太郎氏です。そして実際に導入作業の陣頭指揮を取ったのは当時の厚生大臣の小泉純一郎氏です。その作業の時点で、5000万件のデータの話は顕在化していたはずなので、責めるとすればそれを放置した橋本氏と小泉氏でしょう。



なんだか、今の日本政治家が如何に駄目かがわかった出来事だと思います。



首相が責任転嫁的な発言をしてはいけないと思いますし、結局当時の与党は自民党なわけですから、首相個人としてではなく自民党として、日本国の与党としての見解をするべきで、「私のせいではない」的な発言はして欲しくはないと思います。


今、日本という国は、良くも悪くも二大政党制に移行していかないと、政治浄化は望めないのはハッキリしています。連立野党では、結局公明党辺りがキャスティングボードを握ってしまうので、本当の意味での政治改革にはなりません。

イギリスは労働党と保守党、アメリカは共和党と民主党、福祉などが進んでいると言われる北欧系諸国についても、拮抗した複数政党が存在していて、一党独裁的な与党は存在していないようだ。


そういうで日本は遅れていると思うし、このままだと軍国化をしていく恐れもある。
憲法が改正されたら、徴兵制度の復活があるかもしれない。
ただでさえ、知らぬ間に有事の場合に土地を提供しなさいとか自衛隊が言えてしまう状態が法律として出来ていたのする。
今の首相はどちらかという軍国主義系の人だと思うので、このまま任せていたら非常に危険だと思います。



そういう意味でも、次の参議院議員選挙は重要だと思います。
このまま自民党の独裁政治が続くことに「NO」と言わなければ、私たち国民は官と政治家の食い物にされていく一方です。


是非とも次の選挙は、自分たちの小さい利害など考えず、この国の行く先の為に自民党以外、出来れば二大政党化が進むよう民主党に投票するべきだと思います