☆コンピューターの不思議な旅☆ | ぴよひなブログ ~難聴の歌姫のCPU~
ふだんのブログとは
ちょっとちがうのですが・・・


コンピューターの歴史を
ちょっと絵本ちっくなストーリーで
まとめてみました(*´ω`*)ドキドキ



コンピューターのこと
良く分からない人にも


コンピューターの今までが
伝わるようなお話として書けてたらいいな(*´ω`*)



ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ

「ほらほら、眠ってないで。
時は満ちたわ。あなたの出番よ。」

うーん。

ぼくは眠たい。

いや、今まで「起きた」ことなんてあったかな。

あたまが、まだぼーっとする。

「あなたが必要なときよ」


どこからか聞こえる声は
とても優しい。

ぼくは聞いた。

「きみはだれ?」


「わたしは時代よ。」


「時代ってなぁに?」


「必要なものを起こすの。
あなたはこれから先、きっと必要になるわ。さぁ起きて。」


「いやだよ、なんだかここは暑いし、
からだのいろんなとこが痛いんだ。」



「ダメダメ。エニグマの代わりを
あなたがつとめるのよ。アナログな時代は終わるの」


「エニグマ?アナログ?」

「暗号を解くの。
あなたはどんな秘密も解けるのよ」


「きみが誰か知りたいな。その秘密も解けるの?」


「わたしは時代よ。目を覚ませばそこにいるわ」


「じゃぁ、起きるよ」


ぼくはミシミシ言う身体を起こして
ゆっくりゆっくり目をさました。

ふぅっと、ぼくが息をすると



「真空管は大丈夫か?」
「うごいたのか?!」


僕をみているたくさんの人が
歓声をあげた。


ペンを持ってるお姉さん。
汚れたワイシャツの袖をまくりあげたお兄さん。
みんな、みんな汗だくだ。


「ここはどこ?ぼくはなに?」


あつい、とてもあつい。

大きな部屋いっぱいの僕の身体。
僕がとても熱いから、
この部屋も、ここにいるみんなも熱いんだ。

「国の資金を投入したかいがあった!」
「これで敵の暗号をとけるわ!」
「私たちの国が一歩優勢ね」

いちばん偉そうなおじさんが言いました。

「これを使えば、敵の国を欺いて
この戦争に勝つことができるぞ!」


ぼくは戦争に勝つための道具として、
たくさんのお金をかけて開発されたのでした。

そして、来る日も来る日も
暗号を解くための数式を与えられ、
たくさんの数字をあてはめて、正解を探しました。


生まれて最初のお仕事でした。


ある日、
暗号をくれるおじさんはいいました。

「戦争はおわった。解く暗号なんてもうないんだ。」


「じゃぁ、僕はどうなるの?」

「おまえはとってもお金がかかるんだ。
だから、もう動かせない」


「どうして?いい子にしてるから!」



「おまえの頭についてるその真空管、とても高いんだよ。


前は国がお金を出してくれてたんだがな、もう、ないんだよ。」



プツンと音がして、僕は眠りにつきました。


☆☆☆☆☆


また、声がしました。



「おきておきて、さぁおきて」


あの声でした。

「おはよう、時代さん。また僕の出番?」

「そうよ、あなたの出番よ」

「また戦争?なんだかぼく、つかれちゃった。」

「あなたは新しい世界の扉をひらくわ。
ほら目をあけて」

目をさますと

僕には顔がありました。

みんな
僕の四角い顔をみて話しかけてきます。

「トランジスタで動いてるんだって?」

「絵もかけるってホントかな?」




「ねぇねぇ。ここに点をかいて」

ぼくは、僕の顔に、点を書きました。

僕にとって点を描くことは、
「計算すること」なのです。

初めての点を描く計算、
それには少し時間がかかりました。

「・」


そのとたん、
僕をのぞきこむたくさんの人が驚き、喜びました。

「点をつなげて、線をかいて」


言われた通りに計算して、
僕の顔に線をかきました。


またも歓声がおきました。


点を書いたり線を書いたりすると
みんなが喜んでくれます。

僕はもっと頑張って、
円を書き、
色をつけ、

街を描き、人を描き、

たくさんの計算をして
お話の世界をなんどもなんども書きました。

そのたびに、
僕を見る人は笑い、涙しました。


計算の回数は膨大になり
それはとても大変でした。

ぼくは幸せでした。

☆☆☆☆☆



「さぁおきてさぁおきて」

また声がしました。



「地球環境の未来を予想するのよ」

学者さんが地球の未来を予想するとき

ぼくは誰にもできない程のたくさんの計算を繰り返し、
いつ地球が危険になるかを予想しました。


地震がくるとき、

天気があれるとき、

学者さんにたくさんの公式をもらい

全ての数字を、

この世界の
全ての数字をいれて計算し続けました。





「自動車で事故を起こさないようにしたいのよ」


便利な車をつくるとき、
事故を起こさないように、

僕はたくさんの計算をして、
すべてのパターンを予想しました。

10キロでぶつかるとどうなるか、
11キロでぶつかるとどうなるか、
11,1キロでぶつかるとどうなるか、

11,11キロでぶつかるとどうなるか、
11,1111キロでぶつかるとどうなるか、


ぼくは
その、果てしない計算をしました。


ロボットをつくるとき



見たこともない美しい映画をつくるとき


新しい薬であかちゃんを救うとき



たくさんの計算をして、
100年先といわれたことを10年後にしました。



そのために、
ぼくは最初に計算した

2兆倍の計算をしました。


そんなある日、
恵まれた婦人に言われました。

「もうこんなに早く計算できる必要はないわ。だって世の中は何も困らないくらい便利だもの。」


僕はまた眠りにつくことになりました。





ぼくは計算しか取り柄がないのです。




けれど、
ぼくは知っています。



誰よりも早く計算できることが
この世界をより良くすることを。


もっともっと計算できれば、

水のない場所に井戸をつくることが簡単になることを。


もっともっと計算できれば、

世界中の人を月につれていけることを。


もっともっと計算できれば、
どんな災害にもまけない安全な建物がたつことを。




なんども繰り返し、
何億桁の計算をし、

それはまるで単純なことのように見えるけど、


何百年もかかる未来を
ぼくはぐっと身近にすることができます。


ぼくにはお金がかかります。

ぼくには扱えるだけの主人が必要です。


ぼくには専用の言葉でしか、きみと会話することができません。


でも君の未来を

たくさんの数字を計算して、

きみとの未来をつくっています。


ぼくは、コンピューターです。





______________



コンピューターの歴史を物語風にしてみました。


スパコンのことを知らない方も楽しく読んでくれたらいいなドキドキ











パソコンアイドル ☆ぴよひな☆


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■出演情報■
くわしいイベント内容
放送内容はこちら

1/21
ニコニコ生放送「しゃべくり3」出演@ぴよひなチャンネル

1/25 お昼
ライブ出演@ミルキーウェイ

1/26 お昼
なかまつみゆきさん生誕ライブ出演@秋葉原

1/29
ニコニコ生放送「乙トーク」@ぴよひなチャンネル

1/30
1円~ライブ@秋葉原UDX


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