スマトラ島には6種もの固有のキジ類が生息しています。残念ながらその内2種は治安のよくない北部にしか分布しておらず、生息状況は不明です。


アカハシミヤマテッケイ

このアカハシミヤマテッケイRed-billed Partridgeもスマトラ島固有のキジの1種。

数は決して少なくはないようですが、いかんせんキジの仲間ということで、撮影は極めて困難です。
この時も藪の中をごそごそする影を懸命に追いかけて、ようやく赤い嘴をファインダーに捉えました。

東南アジアでも、タイやベトナム、そしてマレーシアでは撮影のための餌場やブラインドが設置されるようになり、一昔前では考えられないような美しい写真が沢山撮られるようになってきています。
一方インドネシアでは、そういった話はほとんど聞きません。

餌付けはけしからん!が日本国内の風潮ですが、カメラマンが固定される場所が確保されることで、森に不用意に立ち入ったり必要以上に近寄ったりしないという利点があるように思っています。
このアカハシミヤマテッケイも、餌付けなしで良い写真を撮ろうと思うと、かなり無理をする必要が出てきます。

餌付けに関しては、自身の考え方を整理した上で改めて見解を述べたいと思います。



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